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おうちで中華 - 姜汁皮蛋(ピータンのピリ辛生姜だれ)

今日の料理の主役は、ピータン(皮蛋)。伝統的な製法では、アヒルの卵に石灰や木炭を混ぜた粘土を塗りつけ、さらに籾殻をまぶして冷暗所で2か月程貯蔵するそうだ。

その過程で殻の中がアルカリ性になり、タンパク質が変性して固まる。そして、白身部分は褐色のゼリー状に、黄身部分は暗緑色になる。初めて食べる人は全員ギョッとするに違いないが、熟成が生む独特の香りと旨味は慣れればクセになる。僕は、昔から大好き。

で、今日の料理は、ピータンを好きな人にも苦手な人にも等しくオススメしたい。好きな人には、ピータンの新しい食べ方として、絶対に気に入ってもらえるだろう。一方、苦手なで人も、タレの風味が加わることで、ピータンの魅力を感じやすくなるはず。

だまされたと思って試してみて欲しい。


姜汁皮蛋
jiāngzhī pídàn

姜汁皮蛋(ピータンのピリ辛生姜だれ)

ということで、姜汁皮蛋(ピータンのピリ辛生姜だれ)。ピータンにちょっとばかり手を加えて、激しく酒を呼ぶ酒肴に仕立てる。

薬味と調味料を混ぜて皮蛋にかけるだけなので、作るのは至って簡単。10分もかからずに作れる。しかし、これが旨い。

様々な薬味が、ピータンの風味を豊かに彩る。生唐辛子のキリリとした辛味がよいアクセントになり、激しくビールを呼ぶ。

単なるピータンが小粋な酒肴に。ひと手間かける価値、大ありのひと皿だ。

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