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おうちで中華 - 蘿蔔羊肉湯(大根と羊肉のスープ)

今回の料理は、蘿蔔燉羊肉(大根と羊肉の煮込みスープ)。冬のご馳走だ。

骨付きの羊肉をホロホロになるまで煮込み、その力強い旨味を大根に吸わせる。土鍋から立ち昇る太く豊かな香りによだれが流れ、奥行きのあるスープの旨味に思わず声が出る。


蘿蔔羊肉湯 萝卜羊肉汤
luóbo yángròu tāng

蘿蔔羊肉湯(大根と羊肉のスープ)

中医学で身体を温めるとされている羊肉は冬にぴったりの食材で、羊肉と大根を夢中でかじるうちに身体がポカポカしてくる。

深い土鍋にたっぷり作ると、気分が出る。全部で一時間以上煮込むが、まあ、とろ火にかけて放置しておくだけなので、実際の作業時間は大したことはない。

見るからに温まりそう。

仕上げに刻んだ香菜を散らし、大ぶりの器にたっぷりと盛る。きちんと下茹でした羊肉の香りはただただ蠱惑的で、脂の甘味に心が蕩ける。塩とわずかな香辛料だけの味付けが、羊肉と大根の魅力を最大限に引き出す

たっぷり盛って食べよう。

一方、思い切ってたっぷり辣椒油を入れてみても、これまた旨い。羊肉との相性は抜群だ。1キロの羊肉と丸々一本の大根があっという間に鍋から姿を消していく。

また別の美味しさ!

仮に食べ切れなかったとしても、別の楽しみが待っている。余ったスープに春雨と好みの具を入れれば、羊肉粉絲湯(羊肉と春雨のスープ)の出来上がり。旨いに決まってる旨さだ。

この日の具は、木耳と刻んだセロリの葉。

こちらも辣椒油をだばーっとかけ回して食べるとまた旨い。辛さにむせながらも、ひと息に食べた。

こちらでも味変!

骨付き羊肉の入手方法に悩む人もいるかもしれない。一番簡単なのは、業務用スーパーや通販で売ってるラムチョップ。中華包丁で骨ごとぶった切ってひと口大にしてもいいし、面倒ならそのまま使えばいい。

冬の今こそ美味しい料理。この週末にでも試してみては如何だろう。

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