地域編集と向き合う
新しい仕事について、迷っていた。こうしてnoteに記事を書いてはいるけれど、書くことのプロではないし、取材して文章を書いたこともない。
なので、ちゃんとした出版物を出すには、やっぱりプロに頼まないといけないのかなあと弱気になっていた。デザインと写真はプロにお願いするつもりだったけど、やはり文章もライターさんにお願いするべきなのかなとか。
迷い始めたその日、偶然にも所属している「りスクール」のメンバーが松山へやってきて、集うことになっていた。
りスクールとは、編集者の藤本智士さんが主宰するンラインスクール的なサロンのことで、地域編集をキーワードにみんなで学び合っている。
相談しよう!と意気込んでいたわけではないけれど、話の流れで冒頭の迷いを打ち明けてみることができた。そしてありがたいことに、迷いは吹っ切れた。こんな絶妙なタイミングでみんなに会えるなんて、神様はいるのかもしれない。
そして改めて、プロって何だろう?という問いが、目の前に現れた。刺さる文章や、まとまった文章、おしゃれなデザイン、きれいな写真。そんな表現をできる人がプロなのか?
たぶん、違う。
これまでの自分のやり方に固執せず、必要であればそれまでのやり方を手放し、新しいやり方を切り開いていける人がプロなんじゃないか。
私がやりたいのは、きれいでおしゃれな出版物をつくることじゃない。出版物をつくること自体はどちらかというと手段で、自分が暮らす地域やコミュニケーションを編集していきたいんだった、と改めて気づいた。私たちには、やりたい理由がある。だから自分たちでやりたいし、やるべきだと覚悟が決まった。
既出の出版物を踏襲したものをつくりたいわけではなく、地域に合ったやり方でチャレンジしていきたい。だから、プロかどうかよりも熱量が一番大事だと思う。
藤本さんやサロンのメンバーと話して、そんな考えに至った。
地域を掘り起こしたり、周りの人に手伝ってもらったりしながら、いいものをつくっていきたいな。
\読んでくれてありがとうございます!/ 頂いたサポートは地域の中で使い、ご縁をぐるぐる回していきたいと思います。