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お金を払って学ぶ?もらって学ぶ?

山口周さんのvoicyで、学びについて話されていた回がとてもおもしろかった。

ここでいうリスキリング(reskilling)とは、いわゆる学び直しのこと。

例えば、日本って他の先進国と比べて成功しやすいらしい。理由は、社会人になっても学び続ける人が少ないからで、学び続ければ続けるほど、周囲の人と差をつけることができる。ちなみに、社会人大学生という言葉があるのは日本くらいで、それは裏を返すと、多くの人が働き始めると学ぶことをやめてしまうことを意味している。

話されている中で、2つのことが印象に残ったので、書き留めておきたい。

お金を払って学ぶ?もらって学ぶ?

学び直しを考える時、まずはじめに学校を思い浮かべる人が多い。お金を払って学ぶって、その分野の入口としてはすごく重要だけど、実際は基本的なことしか学べない。例えばパイロットやコンサルタントという職業についても、学校を出てすぐに高いパフォーマンスで働けるわけではない。彼らはお金をもらって実際に働きながら、鍛え上げられていく。

私自身も、未経験のweb分野に足を踏み入れたとき、はじめこそお金を払って学校に通ったけれど、働きながら身に着けた知識や技術がの方が圧倒的に多い。働きながら、たくさんのケースと向き合いつつ、先輩や同期のやり方も観察して学んでいった。

大事なのは仕事を通じて学べる環境にあるのか?という意識をもって、そういうところに身を置き続けるということ。それを意識し続けることが大事。一番クオリティの高い学びはお金をもらって学ぶということ。

本当の学びは予定調和しない。

効果が見込める学びだけに、身を投げ出していっても、予想を超えた成長はできない。本当の学びは以前よりうまくできるということではなくて、自分のプログラム(思考様式)が書き変わるということ。よく分からないけど、おもしろそうなことに身を乗り出していくことが大事。

日本では学び直しが言及される時、ものすごく暗い言われ方をしている。
「学ばなければ生き残れない・・・」
「学び直しは避けて通れない・・・」

でも、本来学ぶのって、とっても楽しいこと。分からないことが分かったり、できなかったことができるようになったりすると、人生が豊かになる。

改めて、人生を豊かにしていくために、これからも学び続けたいと思う。

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