スパイスを合わせてキーマカレーを作る。
料理が趣味である。
だからカレーもスパイスを調合するところから作るのである。それに我が家では市販のカレールウは味が濃すぎて子どもたちも食べない。子どもたちにとって一番美味しいのは生協のレトルトカレーらしいので、それよりも手作りのほうが美味しいと言ってもらうのが当面の目標である。
辛味のもとは我が家で採れた唐辛子を乾燥させて保存したものであるが、さすがに2年前のとなると辛味が抜けてしまって入れても入れても全然辛くならない。ジップロックに入れておいたのだがそれでも辛味成分はなくなるらしい。なので次回からはカイエンペッパーに切り替えようかと思っている。
スパイスはターメリック、コリアンダー、クミンにオールスパイスとカルダモンを少々加える。最後の煮る段階で実家で採った月桂樹の葉っぱを乾燥させたものも入れているがその効果のほどはよくわからない。
今回は挽き肉を入れたのでキーマカレーだが、鶏肉にすればチキンカレーだし牛肉を入れればビーフカレーである。カレーはそのベースを完成させればあとはバリエーション展開だ。もちろんこの考え方は料理の白帯であって、黒帯を目指すなら素材に合わせたスパイスの調合や調理方法を体得せねばならぬ。
具は玉ねぎと挽き肉だけにした。キーマカレーはこのシンプルさがよいと思っている。これがチキンカレーならピーマンやナスを入れてもよいだろう。しかし日本のカレーにありがちな人参とジャガイモはスパイスカレーには似合わない。あのカレーは極めて日本的変更が及ぼされたカレーなのだと思う。
それから温玉を乗せてみた。温玉も一度その作り方を知ってしまえば簡単だ。ゆで卵よりも簡単だ。温玉乗せキーマカレーはネットで見て真似たのであるがなかなかよかった。カレーに辛さがもっとあればなおよかっただろう。
スパイスカレーは何度か挑戦しているが今回は大きな前進があった。自分で食べても美味しいと思ったし家族にも好評だった。スパイスカレーの良いところは低コストで作れるというのも見逃せない。今度は何カレーにしようかな。
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