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繋がっていく読書


本の感想をいくつか書いてみた。

読みに来てくれるひとのnoteをのぞきにいくと
同じように本の感想を書いている。

けど、ほとんどが所謂ビジネスや
自己啓発な内容のやつだったりする。

読んでみたこともあるし学ぶこともあるので
それはそれでよいのだけど
ちょっとさみしかったりする。

みんなすぐ役に立つことが大事なのかなとか。

小説なんかのフィクションにも
学びや気づきはたくさんあるのだけどな。
そんなふうにも思ってしまう。
もちろんただ楽しむこともできる。


自分は読んでみたい小説に
出会いたいのかもとも思う。


読んだ本の中に登場したりする本とか
読む本が増えれば連想する本があったりとか
読めば読むほどどんどん読みたくなる。


現実は現実で
フィクションはフィクションで
混同することはないのだけれど
関わりがないわけではなくて
現実からフィクションへ繋がり
フィクションから現実へ繋がることがある。


読んでいるときに現実の出来事とリンクして
ものすごく心にきたりすることがあったり
現実に起こった出来事の中に
フィクションを連想させられることもある。


そういう反応が現れるときが好きだ。


このところの状況でSNSでも
連想される作品がいろいろあがっているし
SNSで見かける反応をみて
自分で連想していることもある。


例えば広がっていくなかで
<感染>に関連した小説が話題にあがった。
『ペスト』をはじめかなりいろいろ連想されていた。
自分でも『世界のはての少年』を思い出したりした。


差別的な発言や行為。
前からそれ自体あったんだけど
する側、される側、それ以外のひと
いろんなひとの立場がより発言され
見えやすくなっているなと思う。
そして、それを見る度に
『小さくても偉大なこと』を思い浮かべる。


宣言や要請、反応する人々を受け
ディストピア小説もかなりあがっていた。



出来ることをしているひとたちのことを見ると
『ペイ・フォワード』を思い出してみたり。

ひたすらにポジティブであろうとするひとが
『少女パレアナ』を思い起こさせる。

『ゴーストドラム』の言葉の魔法のくだりと
ニュースに反応するひとたちがリンクする。




こんなことをずっと考えているのも
『あの本は読まれているか』を
読んだからかもしれないと思ってる。


現実を生き、本を読み続ける限り
ずっと繋がっていくんだろうなと思う。




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