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学校


学校に通わなくなってずいぶん経つし
学校に通う子どももいないので
今はあまり自身とは関係ないのだけど
学校のことが目や耳に触れないわけでもなく
見聞きすればぼんやりと思うこともある。



休校、リモート、再開と教わる側も教える側も
急に対応を迫られているわけだけど
当然反応はいろいろなわけで開始すれば
プラス面もマイナス面も浮き彫りになる。


そういう反応をみていて
過去のことも思い出したりする。


休校の状態で何も進められないと
授業時間の不足や学習の遅れがというのが
よく見かける不安や懸念。


高校は進学校もどきに通っていたのだけど
授業の妨げになるようなことが
度々起こりながらも
なんだかんだで受験対策期間を確保した
早めの段階で学習範囲終わらせていた。

そうして授業のほとんどが学習内容を終えたとき
自分は学校にほとんどいかなくなった時期がある。
出席日数以外に何も影響はなかった。

小学校の時には担任が病気かなにかで長期休みで
ほとんど自習の期間があったりしたけど
年度末には授業内容はひととおり終わった。
単発なら先生による授業ボイコットもあるし
学生時代ずっとそんなに毎回授業が
しっかり行われていたわけではない。


ただ毎年学習内容は終わってはいた。


そんなふうな学生時代だったので
年の半分をこえるような単位だと
たしかに困るかなと思うけど
たとえば5月中や6月から再開するような場合
そこまででもないのではとは思ったりする。

多少の期間は調整がきく。

時間ばかりが必要な訳ではないから
そこの融通さえきかせてくれればなんとかなる。

修学旅行も社会情勢の関係で直前キャンセルからの
行き先と日程変更で実地経験のある学年。

学校行事も違うかたちで出来ることもある。

いつもと同じにこだわらなければ
案外なんとでもなるし楽しいこともある。



だから4月始まり9月始まり問題は
今のこととは別のこととして
きちんと議論の時間をもうけて
検討、決定すべきことなのではと思う。


大学はSNSで教員側の話がよく流れてくるので
急な変更にあわせて講義を準備をする様子や
リモート授業をやってみての感想を目にする。

教員側はなんだかんだ対応しながら
なんならはじめてみたら新しいものを使うのが
楽しくなってるのではというひともみかける。


大学生側の方は実生活で聞く反応になるのだけど
同じオンライン講義といっても
リアルタイムかそうでないかにもよって
不満の度合いやポイントが変わるようだ。

お互いにそういう状況ならそういう状況でやる。
やってみてダメなとこはやりながら
改善したり改善要求は出す!って感じ。


大学という場所に行くことに
合わなさを感じていたひとにとっては
今回、かえって気が楽になってるみたいだ。


自分は抵抗があったわけではないけど
通うのが楽というタイプでもなかったので
自分の時代にオンラインでできるなら
そっちが楽だったなとは思う。


やり方については不満を言っていたりするけど
行けないこと自体への不満はあまり聞こえてこない。


大学生みんながそうではないのだろうけど
少なくとも聞こえてくる範囲では。


そもそも実習や実験が必要なタイプとは違う
聞く話すが中心の講義ではその場であるか
別の場所であるかの問題はそんなにないのだろう。


大学図書館が使えないのは困っていたけれど。




小中高の学力の差はどんな時も起こると思うので
休校とかリモートが問題ではないと思う。


学校にいても家にいてもやるひとはやるし
どこにいてもやらないひとはやらない。

あんまりやらなくてもわかるひともいるし
すごくやってやっと少しわかるひともいる。

学校の一斉授業ってだいたい
どっちかをほっといてる状態が長い。


学校の授業のスタイルのほうがあうひともいるし
学校の授業スタイルがあわないひともいる。


どういうかたちでも
その中でこぼれてしまうものを
少しでも減らすかじゃないかな。


今までのスタイルでこぼれ落ちたひとも
こぼれ落ちないですむ方法が登場して
あう方を選べれば本当はそれがいいと思う。


学業以外の部分は学校という場所に行くほうが
充実させやすいのかなとは思うけど。


もっと早くオンライン授業増えてたら
あの時行けずに悩んでいたあのひとも
周りとのズレを取り返せずに去っていったあのひとも
もっと楽に進めたのかなとか思ってみたり。


学校での学習は先生が生徒に教える以外にも
生徒同士で教える/教わるがあるから
そこら辺はオンラインだと
どうなるんだろうとは思う。

同じタイミングで一緒に説明聞いたはずなのに
すぐに隣にいる自分に全部聞いてきたり
休んで久しぶりに学校行ったら
休んでいた間の内容を聞いてきたり
そんなことがよくあった。

条件一緒かなんならこっちが不利なのに
正直説明しながら何故?とは思ってた。

そんなタイプのひとたちは自宅学習で
ひとりで学習になると困るのだろうな。
家族がいて代わりになれればいいけど
それは家族が大変だと思う。


考えだすと止まらない。


なんにせよいい面わるい面がいるから
考えるといくらでも派生していく。




そういえば学校の先生好きじゃなかったんだけど
学校の先生になりたかった時期あったなと。


いろんなひととはつきあえないなとやめたけど。



時々、新しいこと始めるために
今から学校に行くこともよぎる。


そういえば最後に会ったとき
新しいことを始めるために
再び学校に通っていると行っていたあのコは
今年卒業の年だったんじゃないだろうか。


どうしているのだろう。


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