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[試作]アヒルの刺繍ブローチのこだわり

こんばんは、ちいさなかべかざりです。
5月最後の週末は朝から土砂降り...という始まり。
そんな生憎のお天気に負けることなく新しく仕上がったブローチを身につけて、耐性テストを行ってきました!

今週仕立てを進めた新しいブローチは、アヒルがモチーフ。
ちいさなかべかざりの作品によく登場する、ほんのり黄味がかった優しいホワイトを使用しています。
今回仕立ての方法を変えてみた点は2つ。

・輪郭線はバックステッチ→アウトラインステッチに
・目はビーズではなくフレンチノットステッチで素朴に

どうぶつモチーフの作品を仕立てる際には輪郭線をバックステッチで刺していましたが、今回はアウトラインステッチで仕立ててみました。

[試作]アヒルの刺繍ブローチ

この2つの変更点がわたしの中ではとてもしっくりきていて、6月にはうさぎ・白鳥・ねこモチーフもこの仕立て方で販売していこうかな?と検討中です。

素朴さがとても気に入っていてちいさなかべかざりらしいなと思ったので、同じように感じてくださる方がいらしたらうれしいなと思っています。

今回のアヒルの刺繍ブローチのいちばんのこだわりは、“てくてく歩いている様子を表現したい!”ということ。
華奢な脚から伸びた大きな水かきを刺繍で表現するのは難しい...けれどパッと目を引く仕上がりにしたい!
そのため脚の部分は刺繍ではなくビーズを組み合わせて別パーツで仕立てています。

ブローチはお洋服の胸元やカバンに身につけるという方が多いかな?と思うので、心配だった点は別パーツが引っかかったり抜け落ちてしまわないかということ。
なので今回はブローチの中に挟んでいる芯材を変更して、このようにしっかりと縫い付けています。
ゴールドのワイヤーについては、硬い素材且つビーズがギリギリ通るような直径の太いものを選びました。
直線で縫い付けてしまうとすぽっと抜け落ちてしまうので、ブローチ全体に広げるように2回ワイヤーを折り曲げています。

ブローチの内側

刺繍部分と脚のパーツを合わせたあとは、脚の部分がぴったりと合皮から出てくるようにいつも以上に気を配りながら裏処理を進めていきます。

こうして仕上がった試作品のアヒルの刺繍ブローチ。
今日はこの子を実際に身につけて、耐性テストを行ってきました!

アヒルさん、初めての土砂降り&初めてのコメダ珈琲。
ちいさなかべかざりのブローチだけでなく刺繍作品全般はとても繊細な仕上がりのため過度な水濡れは推奨していませんが、家に戻ったあとも目立った毛羽立ちは見受けられませんでした。
もしも水に濡れてしまった場合は裏処理に用いている合皮、脚のパーツ、ブローチピンなどは乾いた布で優しく拭きあげることをおすすめしています。

それから今回のいちばんのこだわりである別パーツの脚部分については、ぐいっと引っ張っても、リュックの肩ひも部分に引っかかっても、ぽろりと抜け落ちてしまうことはありませんでした。
日常でお使いいただく分には問題ない仕上がりでひと安心。
ただ、ワイヤーの性質上何度も角度を変えてぐねぐねと折り曲げるとワイヤーそのものがもろくなってしまう点には要注意です。

どうぶつモチーフのブローチは、出先でちょこっと外しておいしそうな食べものと並べて撮ることも楽しいなと感じた1日でした。
( メニューと並べて撮ったものの、実際に食べものと並べて撮ることはなく気づいたら完食していたわたし...!!! )

というわけで、今週は新しい作品を無事に仕上げることができた1週間でした。
アヒルの刺繍ブローチについては、今後オンラインショップにて販売を予定しています。
いち早く通知を受け取りたいという方はオンラインショップのフォローをしていただくと新作の販売時にお知らせが届きますのでチェックをお忘れなく!


今週も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
次回の更新は6月3日(金)ごろを予定しています。

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