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HSPは長所である。

HSPという言葉が認知され広まっていく中で、SNS等で疑問に感じる投稿が目につくようになってきた。

SNS自体、個人的な思いや考えを述べる場であり、自分の考えと違う考えの人がいても当然なのだが、あまりに多くみかける内容なので疑問に思ったのである。

「HSPさんは◯◯しないで!」
「HSPさんは◯◯だから✕✕できない」
等の書き込みである。

色々な感覚が敏感であるという“性格”が、“障害”であるかのような書き込みに見えて仕方がない、というのが私の感じた事である。

また偏見なのかもしれないし、寧ろそうであってほしいのだが、HSP=だめな性格、の様な歪んだ認知が広まっている様な気がする。

HSPという頭文字を取った表現が、病気を表すそれと似ているからか。

最近私に起こった出来事も、重なってそう感じるのか。

知人と話していた際、小さいことだが気になった他愛のない事を話した。
それを聞いた知人は、
「◯◯(私)って気にしすぎ~HSPっぽい!HSPって知ってる?最近SNSで見たんだけど…」
といった出来事だった。

その知人は私に対して悪意など微塵もない。
ただ、SNSで知った情報と、私の“細かい”内容の話がリンクしただけの事なのだ。

つまり非HSPの人が見たら、「なんか気にしすぎで生きるの大変な人」と認知をしてしまうような内容で、HSPが広まりつつあるのだ。

長所は短所、光には影がある。

繊細な感覚を持ち、多くの人が感じられない事を感じ、味わうことのできる所。
細やかな心遣いができる所。
長所は沢山あるし、素敵な事ばかりだ。

それなのに短所ばかり指摘されるのは甚だ心外である。

十人十色で同じHSPでも、程度の差や、敏感な感覚の違いもある。
そもそもHSPでひとくくりにできるものではない。

どうか繊細で敏感なセンサーを素敵な事に向けられますように。
非HSPの方が、HSPの人の感覚って味わってみたいなあ、と思ってもらえますように。



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