見出し画像

【詩:ポエム】自己否定するのは……。


自分を責め立てる
自分の声。

この声を
何度聞いただろう。


毎日
頭を占める その声。


その声が
何度鳴り止めばいいと
願っただろう。


自分を責め立てる声が
それを聞くことが癖になっていた
かつての日々。


なぜ
そこまで責める必要があったのか。


最近、
その癖が復活してきて
ふと思った。


自己否定するのは
その方が安全なところにいられるからだ、
と。


自分がダメだ、
と思うからこそ、

新しいことに挑戦せず、
現状に向かって不満を言える。


自分は能力がない、
と思うからこそ、

できないことを
できないままで嘆けばいい。


自分は人に好かれない、
と思うからこそ、

人の輪に入らないことを
正当化して寂しさを噛みしめていればいい。


だから、

どんなに新しい自分になりたい
と思っても、

どんなに努力をしようと
思っても、

どんなに人と仲良くなりたい
と思っても、

最後の一歩が踏み出せない。


自己否定のメリット
無意識のうちに受け取って、

表面上は
『変らない』自分を
嘆き
ながら、

結局は
『変らない』ことを望んでいた。


でも、

それが
本当の望みなのか?

それが
わたしの最終地点なのか?

それで
わたしは本当に幸せなのか?


ずっと手放せなかった
自己否定。


でも、

それと同じくらい
『変りたい』を握りしめてた。


自己否定のメリット
『変りたい』のデメリット


それを天秤にかけた後、
わたしは『変りたい』のデメリットを
選んだ
んだ。


だからこそ、

自分の弱さを思い知らされる。

だからこそ、

自分の汚いところが悪目立ちする。


でも、

だからこそ、

今まででは
見えなかった世界が見えてきた。


自己否定するメリットを手放して、
『変わる』デメリットを超えてでも、

わたしは
『変わる』ことを選んだ。


どれが正しいとかじゃなく、
自分がそうしたかったから、
そうする。

ただ
それだけのこと。

応援をいただくことで、 みなさんのこころをゆるめる創作活動に 打ち込むことができます^ ^ よろしければ、 みなさんの温かいおこころをお願いいたします♬