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Münchner Philharmoniker 18.01.23 コンサートの記録:ウルバンスキ指揮ミュンヘン・フィル(1月18日、ミュンヘン・イザールフィルハルモニー)
1月18日、ミュンヘン・イザールフィルハルモニーでクシシュトフ・ウルバンスキ指揮ミュンヘン・フィルのコンサートを聴きました。
タイトルの写真はミュンヘン市庁舎です。
ミュンヘン市庁舎の写真を選んだ訳は・・・
この日のプログラム、マーラー《交響曲第4番》の世界初演の地がミュンヘンだからです。
1901年11月25日、カイム・ザール、マーラー本人の指揮でした。
ちなみにカイム・ザールは第二次大戦で爆撃され、現存していません。
オーケストラは、ミュンヘン・フィルの前身、カイム管弦楽団でした。
コンサート開始前、ステージでさらっているオーケストラ団員たち。
気になっている部分をさらっているので、その部分が本番でどう聴こえるか、楽しみでもあります。
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本番開始5分前にはほとんどのメンバーが裏に引っ込みます。
ステージ袖で待機しているメンバーが見えます。
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この日のプログラム。
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マーラー《交響曲第4番》とショスタコーヴィチ《交響曲第6番》という、とても意欲的なプログラムです。
マーラー4番をプログラムの前半に持ってくることはほとんどないのですが、この対照的な交響曲を二つ並べたら、納得です。
ソプラノのクリスティアーネ・カルクは第4楽章開始と共に、歌いながらステージに現われました。そして・・・裸足です。素晴らしいアイディアです。
マーラーではコンサートマスターのソロがありますが、同オーケストラのコンサートマスター、青木尚佳が大きな拍手を受けていました。
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ウルバンスキ、全部、暗譜で指揮しました。
彼、体の使い方が独特です。見ていてとても面白い。
ミュンヘン・フィルとの共同作業がとてもうまくいっています。
ミュンヘン・フィルはウクライナ問題で首席指揮者ゲルギエフを解任した後、後任を探しています。
ウルバンスキも候補の一人となっています。
というより、言ってみれば、今シーズン、ミュンヘン・フィルを指揮する指揮者は全員、候補と考えていいでしょう。
ただ、ミュンヘン・フィルは伝統的に超有名スター指揮者を首席に迎えています。
ウルバンスキは優秀な指揮者なのですが、40歳と若く、超有名というわけではありません。
ただ、コロナとウクライナの前とは世界が大きく変わっており、クラシック音楽界も同様です。
以前のやり方、約束事は通用しなくなっており、その変化に目を開き、理解し、将来を切り開いて行かなくてはなりません。
FOTO:©️Kishi
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