(音楽)ニュース:ロシアのウクライナ侵攻に対するクラシック音楽界の反応⑦ (ライン・ドイツ・オペラ、デュッセルドルフとデュースブルク)
デュッセルドルフとデュースブルクのライン・ドイツ・オペラ(DOR)が本日15:26、プレス・インフォを発表しました。
5月14日プレミエを予定していたジョルダーノ作曲《アンドレア・シェニエ》の制作を中止するというものです。
この新制作の演出は、モスクワのヘリコン・オペラのインテンダント(支配人)であるドミトリー・ベルトマンが手がける予定でした。
ベルトマンとそのチームは4月初旬、リハーサルを始める予定でした。
理由はロシアのウクライナ侵攻です。
同オペラのインテンダント、クリストフ・マイヤーとデュッセルドルフ市長シュテファン・ケラー、デュースブルク市長ゼーレン・リンクとの共同決定です。
今回の決定を伝えるにあたり、支配人マイヤーは「ベルトマン個人に対するものではない。しかしこの侵攻に対し、他に方法がなかった。劇場では世界40か国出身550人が働いており、その中にはロシア出身もウクライナ出身もいる。我々の劇場は、人々が性、肌の色、宗教、国籍で区別されるものではなく、国境を超え共同して一緒に芸術を希求する場所である」としています。
ちなみに、デュッセルドルフ市はモスクワと姉妹都市関係を結んでいます。
ウクライナ侵攻を受けて、デュッセルドルフ市長ケラーは「考えなければならない」としていました。
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