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“まぁまぁ感じよく。ちょっと自分らしく”という無難路線からの卒業~たにもとゆきさんのソウルファッションスタイリング②

今日は、こちらの12月6日のファッションアテンドのレポートの続きです↓↓

この日、『フランス人は10着しか服を持たない』を読みながら木更津アウトレットに向かったのですが。数年前に話題になったこの本を、どうしてまた読みたくなったか?と言うと、由紀さんとやりとりしていると、服に限らず、自分の暮らし全般を見直したくなるからで、この本を読んだら頭の整理になるかな?と思ったんです。そして、そのとおりでした。

読んでいて、おぉ!と思ったフレーズを、ちょっとご紹介しますね。

予算内でいちばん良い物を選ぶ
 この章を読み終わったら、何もかも捨てて、新しいものを買い揃えたくなってしまっただろうか?でもおまちがいなく、わたしが伝えたいのはそういうことではない。買い物をするときには、いちばん気に入ったものを買うにしても、予算内に収めることが大事。つねに自分たちの買える範囲内でいちばん良い物を選ぶのが賢明だ。やはり、なるべく質の良い物を買った方がいい。
 でも、人によって好みはさまざまだから、なかには祖母から譲り受けたソファがいちばんの宝物、ガレージセールで見つけた食器のセットが最高のお気に入り、という人もいるだろう。わたしはなにもエルメスの食器を買ってふだん使いにしよう、なんて言うつもりはない。エルメスの食器が買えるなんて、うらやましい限り!でもエルメスの食器が買えなくたって、全く問題ない。品質の良い食器は、さまざまな価格帯で見つけることができるから。
 必要なのは、下調べと品質を見極める確かな目。うれしいことに、いつも自分なりにいちばん良い物を使っていると、自然と目が肥えて、品質を重視するようになる。
 いつもいちばん良い物を使って、毎日を素敵な気分で過ごそう。持ち物も振る舞いも、最高のレベルを目指そう。そうすれば、ありふれた日常が特別になって、人生がもっと面白くなるから。

『フランス人は10着しか服を持たない』(Part3 シックに暮らす)より

ここの部分を読んで、下調べと品質を見極める確かな目を備えられている由紀さんだから、そして、パーソナルカラーや骨格タイプも参考にしながらも、「型に当てはめることはせず、主に使うのは感性とリーディングです」という由紀さんだからこそ、驚くほど最小限の時間と労力で、わたしの想像を超えて、わたしにぴったりの服を、本来の自分を取り戻せるような服を、見立てていただけるのだなぁ…と。そして、由紀さんと一緒にいくから、ひとりではそんなにお買い物できないアウトレットが宝の山になるのだなぁ、と。すごく納得しました。

そして。わたしのファッションアテンドのレポート記事を受けて、由紀さんもレポートを書いてくださったのですが。

むむむ…。でもたしかに。そうなんです。。
と、耳が痛いながらも、すごく納得する部分が、こちらです。

ただ流行りを追えば良いのでもなく、ただ周囲に溶け込む目立たない服を着れば良いのでもなく、年齢相応という一般的な価値観に合わせれば良いのでもなく、周囲の目を気にせず、なんの遠慮もなく、自分に対して何の躊躇もなく、まっすぐに「自分」が表現されることが、一番エネルギーの無駄使いがない。

自分らしさのことなのに、たかが服でエネルギー効率の話かっ?ってことですが、されど服のエネルギー効率の話なのよ。マジでね。

着る服がない問題は、心のブロックをそのままにしていたツケのようなもの。自分のエネルギーを澱ませまくってきたツケ。心のブロックを「まいっか」で誤魔化して、私はこんなもんと決めつけてきたツケ。ちょっと厳しい言い方かもしれないけれど😅

由紀さんのnoteより

そして。

思い出したのが、新卒で就職して1年間の研修期間が終わる時に研修担当者からいただいたコメントが「問題は全然ないけど、無難すぎる。もっと個性を出してみてはどうか?」というものだったこと。

その時は、それを聞いて納得のいかない気持ちになったけど。
今は、そう言った人の気持ちも、よく分かります。

でも、わたしとしては、そうなったのには訳がありまして。

子どもの頃、学校という環境が合わなかった私だけど、まじめで大人しい性格で、学校には行くものだと思っていて、HSPでたぶんちょっと感性が変わっていて、たまに思ったことを言っても理解されないことが多かったので。

“心を閉ざして自分の内側の平和を守り、周囲の期待に応えて社会に適応する”という戦略を、生きる術として小学校1年生の頃から採用していた記憶があります。

中高生になっても大学生になっても、自分がどう感じるか?に意識を向けるよりも「今、何が期待されているのか?ここでは、何が正解なのか?」空気を読んで周囲に適応しようとしてきた私だったので。
就職活動をする時、そして仕事をしていく時になって「個性を出して」と言われても、「えっ?今まで一生懸命に個性を出さないようにがんばってきたのに…。急にそんなこと言われても困ります…。」という心境になってしまったのでした。

その後、仕事に育ててもらい、他者のサポートをしながら自分を振り返る機会もあり、プライベートな人生の転機にいろいろな人にサポートしていただき、少しずつ自分を取り戻す作業をしてきて、20年くらいかけて閉ざしてきた心を、20年以上かけて取り戻してきた感じです。笑

そうやって少しずつ自分を取り戻す作業をしてきたものの。今までの経験から、「目立ちたくない」「浮きたくない」「TPOに合わせなければ」と自動的に思ってしまうわたしがいて。

子どもの頃に容姿でからかわれたり、父に「おしゃべりな弟が女の子に、寡黙な私が男の子に、男女逆に生まれてきたら良かったのに」と言われたり、「わたしは可愛くないんだ」というコンプレックスも、けっこうあって。

もともと、着る服によって自分の気分が左右されるのを感じたり、顔映りのいい色とわるい色があるのを感じたりしていて、パーソナルカラーを見ていただいたり、ファッションコンサルをしていただいたりもしていて。

「とりあえずTPOに合わせて、まぁまぁ感じよく」
「目立たない程度に、浮かない程度に、ちょっと自分らしく」
という路線で、長いことやってきたなぁ…。
そろそろ、ちゃんと向き合って、心理的抵抗を越えていこう。

「本来のわたしらしさ」
「わたしらしい可愛らしさ」
をちゃんと見つめて、受けいれて、表に出してあげよう。
無難路線を、そろそろ卒業しよう。
と、思っているところです。

そして、そこまで気づいてるんだったら、つべこべ言ってないで、できる努力をしていったらいいんじゃない?と、自分で自分に突っ込みまして。

そういえば、わたしがお仕事にしている反射の統合ワークも、自然と姿勢が整ってきたりお顔もきれいになってくる方が多く、美容効果もあると言われているし。オンラインで参加できる反射の統合美容プログラムも始まったし。実は初めから気になりつつ様子を見ていたんだけど、12月から受けることにしました。いい感じです♡

そして、趣味で学んでいるSoul Blessing Makeで、オンラインサロンSoul Blessing Salonで毎月メイクレッスンもあるのだけど、わたしは何かをしながら見ていることが多くて、アーカイブを見ながら実際にメイクをしてみるとか、ちゃんと向き合うことをしていなかったなぁ、と気づきまして。今月から、見て分かった気にならないで、自分でもやってみることにしました。

まぁ、そんなに、深く?重く?考えなくても、いいんですけどね。笑
わたしの場合は、深く潜るのが好きな性質があるので、つい心の話が長くなってしまいました。

長くなったので、③に続きます。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます(*´∀`*)

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