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あらたな扉。


つい先日、新月だと想ってたのに、もう満ちて満月・・

一週間にわたるSE(ソマティック・エクスペリエンシング)の初級前期トレーニングを先日終え、これから3年に渡っての 新たな学びがはじまりました。

SEとは、アメリカのピーター・リヴァイン博士により体系化されたトラウマ療法です。

このSEに興味を持ったのは、この本に出逢った2011年。
「心と身体をつなぐトラウマセラピー」ピーター・リヴァイン著

あれから11年かかって、ようやくたどりつきました。笑

"トラウマとは神経系に閉じ込められた未解放のエネルギーである。

過去の出来事そのものにあるのではない。"

ピーター・リヴァイン



そう・・・昔はトラウマとかストレスって、過去の苦しい記憶からの意識とか精神的な問題・・って漠然と捉えていた私。

この本に書かれていたのは、

身体の中の問題として神経系を扱っていくことで、
ゆっくりとそれらが解消していく・・
という画期的なSE療法の内容でした。



なんらかの出来事により神経系にチャージ(された”未完了エネルギー”)を抱えていることで、
日常の気分や行動、物の見え方や感じ方、身体などにさまざまな制限や影響をうけてしまう状態=トラウマ。

例えば・・・

不安や気分の落ち込み、
イライラに振り回される、
多動やワーカーホリック、

慢性的な疾患や不定愁訴、

社会の中や対人関係に生きづらさを抱えてる・・
etcetc


トラウマは "出来事そのもの(の大きさ)" ではなく、
“その方の中でそれがどのような体験だったか” によって、トラウマになるかならないか、
影響をどのくらい受けるのか・・個々それぞれに異なってきます。
ご本人のその時の神経系や環境・状況などにもよるので、
例えば、激しい事故に遭ってもそれがトラウマにならないヒトもいれば、
第三者にはほんの些細に思える出来事でもご本人にとっては苦しいトラウマとなってしまうということも。


私たちの心と身体をつないでる自律神経系。

その中に抱えてしまった未完了エネルギーを、
身体感覚を通してゆっくりと解放し身体と統合していくことで・・
もともと持つ自己回復力や調整力、柔軟な神経系などを取り戻し、
その方本来のエネルギーがまたフローしはじめることを目指す・・SE療法。



12年前、クラニオセイクラルバイオダイナミクスからゆるゆるとはじまった私のボディーワーク。
7年前に、アメリカのトムシェーバーD.Oに師事しはじめてから、身体と意識の学びはもう、学ぶほどにどんどん深みを増し・・
底はないんだ・・・ってことに気づきました。笑


目に見えない領域での知覚感覚ワールドゆえ、
言語化が不得意な私は、あまり身体やセッションに関連したことには触れてこなかったけど、
これからはここで少しずつシェアしていけるようトライしてみます。


SEトレーニングでは、新たなる視点、
これまでもってなかったメガネを手に入れたような、そんな感覚。
そのメガネでこれまで経てきた自分の内と外をみていくと・・・
深ーーい気づきがおりてきました。


心と身体のこと、セッションのこと、
ここでまた少しずつシェアしていきますね。



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