”面接で聞いてはいけない質問”なんて存在しない!

就職活動・転職活動をしている方とお話していると、「本当は聞きたいけど、”聞いたらいけない質問”だから聞けない」という相談をよくもらいます。
確かに、ネットで調べるとあれは聞いてはいけない、これは聞いてはいけない、という情報がたくさん出てきますね。

が!はっきり言ってそれは間違いです!

<今日の結論>
”聞いてはいけない質問”は全て”ポジティブな聞き方”で解決!

例えば、残業が多いかどうか気になるけど聞けない、というケース。
これをそのまま聞いた場合、
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「残業は多いですか?」
(心の声)私は残業とかやりたくないですよー
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という印象になります。


これだと確かにネガティブな印象になるのでやめた方がいいです。
しかし、こういった会話の場合はどうでしょうか。
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応募者「貴社の業界は、非常にハードな面もありますが、徹夜作業などもよくあるのでしょうか?」
面接担当「いやいや、さすがに徹夜はないですよw」
応募者「そうなんですね!実際みなさん何時くらいまでお仕事されてるんですか?」
面接担当「そうですね、もちろん時期にもよりますが大体20時くらいですね」
応募者「思ったよりも普通の環境ですね!前職は22時まで仕事することも当たり前の環境だったので、それくらいなら全然平気です!」
面接担当(心の声)「この人ならウチの会社にも耐えられるかな?」
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残業がないことを前提とするのか、超ハードな環境を前提とするのか
だいぶ印象が変わったと思います。

こういうパターンもあります。
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応募者「今、世の中では「働き方改革」で生産性の向上の流れになってきていますが、御社で生産性向上に取り組んでいることは何かありますか?」
面接担当「当社ですと、最近新しいシステムを導入したことで、作業効率が大きく改善しましたね」
応募者「なるほど!時代の流れに乗ってますね。そういった効率化が進むとみなさんの残業も減ってきているんでしょうか?」
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”限られた時間で最大限の成果を出す”というマインドが前提の質問で、世の中一般的な話題から展開していることがポイントです。

これ以外にも残業の話だけでもいくらでもパターンを考えることが可能です。つまり、「残業の話を聞いてはいけない」のではなく、「残業をしたくないオーラ(楽な仕事がしたい感)が相手に伝わることがよくない」ということがこのテーマの本質です。

就活・転職活動中の皆さんも、ネットの表面的な情報に惑わされずに本質的に物事を捉える習慣をつけましょう!

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