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「言葉」を悪者にしないで。


有名人が亡くなった。
自殺と見られている、「らしい」。
「らしい」だけで、真意のほどはわからない。


報道を知り、
あれやこれやと、
有る事無い事、
まるでその人そのものになったかのような、
最初から知っていたかのような、
全てを知ったような口ぶりで


饒舌になるのは誰か。


「誹謗中傷に耐えられなかった
「明るかったけど鬱だったのかな
「無責任だよ
「子供も小さいのにねぇ…
「誹謗中傷してた奴どんどん消してる
「お前らのせいだろ
「あれは批難されても仕方なかった気がする
「女性ホルモンを打ったらメンタルも変化するからどーたらこーたら…


もうね、

うるっせーーよ。


普段は腹の中に大事なことを溜め込んでなかったフリをするくせに、

どうして自分とは関係のない命の途端、
口を「閉ざす」ことができないんだ。

あれやこれやと原因や状況をつらつらと並べ
憶測でモノは言えるのに

どうしてその先に「人間」がいることを「想像」できないんだ。


人の生き方、生き様、人生、選択、間違いに対して
他人が口を出すこと。

もう、ほんっとうに、やめようよ。

口を挟むときは、

その人の今後の人生を、全部背負う覚悟でいこうよ。


傷つけた責任から、逃げるな、簡単に。



言葉はナイフだ。

たとえば無人島で、
自分の知らない人と2人きり
ナイフ一本渡されたとして、

君はそのナイフを、

どう使うのか。



言葉は、人を殺すことも出来るけれど、
言葉は、人を救うことも出来る。



私は本気で、そう信じている。


どうかこれ以上、


「言葉」たちを悪者に、しないで。



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