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見ている方向の再確認

こんにちは、富森ちひろです。

今日は「今この瞬間を、大切にする」というお話です。


あなたは、今を楽しんで日々を過ごせていますか?

「毎日とっても楽しいです、充実しています!」

という人もいれば、

「毎日忙しくて楽しむどころじゃないよ」

という人も多いのではないでしょうか。



どうして、今を楽しんで日々を過ごせないのでしょうか。

「そんなの、忙しくて自分のやりたいことを十分にできていないからだよ!」

「もっと時間があれば、もっと好きなことをやって生きるのに」

「これから先に楽をするために、今はもっと頑張らないといけないんだ」

そんな風に感じて今を十分に楽しめていない人は、

実は、“今“を生きていないのかもしれません。



人間には、3つのものの見方があります。

それは

・過去志向

・現在志向

・未来志向

の3つです。



【過去志向】とは、今よりも前のことを思ってしまいがちな人たちのことです。

「あの時こうしていればよかった」

と後悔してばかりだったり、

「あの時は良かった、それに比べて今は……」

と過去を羨んでしまったり。


過去志向の人たちは、生きていくことが少ししんどい、という傾向もあります。

それは、過去にあった出来事は変えることができないからなんですね。

タイムマシンがあるわけではありませんし、どんなに何を思っても、

昔に戻ることはできません。


「過去は変えられる」

という考え方もありますが、

それは過去にあった出来事の捉え方を考え直すことで、自分の中で「悪い出来事」を「良い出来事」に変えることができる、というものですので、

事実自体は、やっぱり変えられません。


(ただし、自分の中の捉え方が変われば、その出来事に対しての感情を変えることもできる場合があるので、

「悪いと思っていただけの出来事」が
「今の自分にとって意味のある出来事」として捉え直すこともできます。

そうしていくことで、今している後悔を減らすことにもつながります。)



それに対して【未来志向】の人たちは、これからの自分の未来のために行動している人たちです。

「未来の自分のために、今これを頑張ろう!」

「今これをしておいたら楽になるだろうから、やっておこう!」

そんな考え方で日々を過ごしています。



そんな風に聞くと、一見とても前向きで良さそうにも思えるのですが、良い面ばかりでもありません。

私自身もどちらかというと【未来志向】になりがちなのですが、

「未来のために、今頑張る」

そんな考え方の裏には、

「未来のために、今の自分を犠牲にしている」

そんな面もあります。


「より良い未来のために、今自分ができることをやっていこう!」

その考え方自体は賛成なのですが、

「そのためには、今無理をすることは仕方ない」

「今の多少の我慢はしないといけない」

ということでもありません。


例えば、

「未来のために」

と今の時間を削ることで、

今一緒にいられる人たちのことを後回しにしてしまうのかもしれませんが、

その人たちと未来に本当に一緒にいられるかどうかはわかりません。


「いつか時間ができたらやろう」

と思っていたことがあったとしても、

今、頑張りすぎて体を壊してしまったら
いざ時間ができた時にはもうできなくなっていることもあるのかもしれません。



「未来がいつかよくなるだろう」

そんな風に今頑張ってみることも大切ですが、

今や今日はどんな日なのか、

今自分にとって幸せに生きられているのか
そんな視点も一つ大切にしたいところです。



ですので、

【過去志向】の「あの時はこうだったから」という反省や学びの視点も持ちつつ、

【未来志向】の「より良い自分の未来のためには、今これをやってみよう」という前向きな視点も持ちつつ、

【現在志向】の「今、私は幸せに生きることができているのか」の視点も大切にしてください。



私たちが生きているのは【現在】です。

過去や未来のために、今無理をして苦しくなっていないかな。

今日の私は私を大切にして、幸せに生きることができているかな。


そんな視点も大切に、今日もできることをやっていけたら良いな、と思います。


もしよろしければ、

「今の私は、私を幸せにできてるかな」

そんなことも考えてみてくださいね。

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