20年以上ぶりの再会と穴熊戦法
午前中仕事をしてから旧友に会った。
卒業以来会っていなかったので、20年は経っている。
20年という歳月に、会ってすぐにわかるかなぁという不安もあった。
それは杞憂に終わった。
会ってみたら、すぐに彼女だとわかった。
話題に事欠くことはなく色々話したけれど、彼女は学生時代のままだった。
というのは、人当たりが変わっていないということ。
パワフルで可愛くて素直で頑張り屋さん。
20年経ってもその雰囲気と心持ちはそのままだった。
お互い家庭のある身なのでおしゃべりできる時間は1時間と少し。
時間の限り旧交をあたためた。
そんな中、彼女が今将棋を指しているという話になった。
私も息子の影響で将棋に興味があって、少しなら将棋をさせるのだ。
そうして将棋の話で盛り上がったのだった。
今日の彼女の名言を紹介しよう。
「将棋は人生」
そう、将棋は人生だと。
すぐに諦めて「負けました」ということもでき、粘った末にどうしようも無くなって「負けました」ということもできる。
この時粘り強い将棋を指した人は、性格的にも粘り強く頑張れる人だったという。
そこで彼女は将棋と人生を照らし合わせたのだと。
そんな彼女が将棋に勝てるようになったきっかけがこれだ。
「穴熊」と呼ばれる戦法だという。
「私はこれができるようになってから、強くなったよ!」
私が「守り一辺倒になってしまう」と告白したら、この紙をくれたのだ。
しかも、もう一枚あるからこれをくれると言う。
穴熊戦法を持って歩いているというのにも驚いた。
そんなわけで、私は彼女との再会をきっかけに穴熊を習得したのである。
さて、息子に挑戦を申し込まなくては!
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