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世代間ギャップの乗り越え方

こんにちは、今日から3月が始まりました。
以前、このnoteでジェンダーのことを書いてから色々とフィードバックをいただいたり、体験したりしました。なのでもう一度ジェンダー平等について考えてみます。

ジェンダーのことでひとつ自分の中でこれだ!と思ったのは、他者と理解する時には
自分の見えない偏見、つまり
アンコンシャス・バイアスを常に意識することが大切
だということ。

「男性が働いて女性が家事をする」という社会で生きてきた世代の人にとっては、それが自分にとっては当たり前のことで、いくら時代が変わっても自分の中にその価値観が存在することは変わらない。

帰省した時に祖母とこんな会話があった。
私の家では祖母が家族の一員として一緒に暮らしていて、仕事が午前中で終わる祖母が毎日夜ご飯を作ってくれている。
祖母と一緒に台所に立ちながら、昔祖父が料理していたかと聞くと、
「せえへんよ〜私が全部やってたわ。」と祖母は笑いながら答えた。それに対して私が、「私やったら毎日は無理やな」と返すと、
「そら、今の時代はそういう時代やもんなあ。」と
なんでもないように答えた。

時代が移るにつれて社会の中の価値観が変わることは当然で、でもその時代を生きてきた人にとっては自分が信じてきた価値観が続くと考えるのが自然なことに違いない。
だから、その時なんでもないように今の時代の価値観を肯定もせず否定もせず受け入れた祖母を尊敬した。

もし世代間で価値観に違いがあるからと言って、世の中のスタンダードが今の自分達の価値観と合致するまで待つというのならば、この世界の中で私たちはいつまでも分かりあうことはできない。

昔は○○だった、今は○○だから、
と価値観の押し付け合いをするのではなくて、自らが気が付いていないアンコンシャス・バイアスが存在していることを自分で理解しておくことの方がもっと大切なはず。

自分の価値観を否定して異なる意見を受け入れることはハードルが高いけれど、全員がこのバイアスを持ち合わせていると思うことができれば、問題に直面した時にも一旦踏みとどまってより客観的に構えられる。

私の中のアンコンシャス・バイアスももちろん存在する。そのことをいつも頭の片隅に置いて忘れないようにしたい。

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