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思考が切り替わるのが早い、のかもしれない

前に友達に、

「たぶん思考が切り替わるのが早いんだと思う。」

と言われたことがあって、その時、「ああそういうことなのかもしれないな」と、とても納得した話を書きます。

大学生になって、アルバイトを始めて、以前から憧れていた個人経営の飲食店で働き始めました。人と話すのはどちらかというと得意な方に分類できるし、ホールのスタッフで採用されたので、できた料理を運ぶだけだから簡単だろうとアルバイトを始める前は考えていました。ところが、働き始めてから自分自身について一つ新たな発見があり、そのことについて少し考えることがありました。

実は、私は何か一つの物事を最後まで片付けてから、次の物事に移ることが非常に苦手です。友達の言葉によって、なんとなくわかっていた自分のこの傾向について言葉で表すことができました。

例えば、アルバイトをしていてお皿を拭いている時に散らかっているメニュー表があれば、お皿のことはいつの間にか忘れて、メニュー表の片付けをしてしまいます。片付けが終わった後にお皿を拭く作業に戻ればいいのですが、メニューを片付けている時にまた別のことに興味が移りそちらに取り掛かってしまうため、「中途半端にしない!」とよく注意を受けていました。

私はアルバイト一つ上手くできないのか、と落ち込み、なぜ他の人のように落ち着いて一つずつ作業を消化できないのかと考えました。

そんな時、大学で友達と話していると、先ほどの言葉を言われたのです。そう言われて、なるほど、私は思考が切り替わるのが早いのか、と非常に納得しました。

思考が切り替わるのが早いと言うのは、イメージでいうとパソコン上で同時にいくつものページを開いている感じです。今見ているページに気になるリンクがあったらそこに飛んで、その興味に従ってどんどんページが開いていくんですけれど、たまに思い出して最初のページに戻って、ということを頭の中で行っているのを想像するとイメージがつきやすいかもしれません。

集中力がないと言われれば、それまでなのですが、自分の中では一時的に最初の作業を忘れていても、気がついて思い出した時にはもう一度始める気持ちでいるのです。

ちなみに、この話で思いあたる節をいくつか挙げてみると、

  • ノートを最初のページから順番に使えなくて、ある日突然真ん中とか後ろから使い出す。

  • 誰かと話していると自分の思いつきのままに話してしまい、何を話していたのか忘れる。

  • 何かしていても頭の中では実は別のことを考えている。

などなど。アルバイトなどの仕事の場や勉強の面では思考が切り替わるよりも一つひとつこなせた方が良い気がします。

けれども、最近この傾向が良い面も持つのではないかと考え始めました。それは、なにかのアイデアを練るという場面です。自分の中で考えている途中のアイデアがたくさんあって、日々の経験や様々な感情を抱くことを通してより洗練されたアイデアが生まれていくと考えました。一つのことを考え続けるよりも、次々に思考が切り替わって煮詰まっていた問題に戻った時になにか良いアイデアが思いつくという経験もしたことがあります。

無意識のうちに考えているので同時に様々なことを考えるのをやめるのは難しいですが、場面に応じて使い分けられたらいいなと思います。思考が切り替わるのが早いという特徴も生かしていきたいです。

読んでくださりありがとうございました!

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