【ライブ感想文】マカロニとえんぴつが出会った

2019年8月8日、渋谷ストリームホール、THE KINGS PLACE LIVE Vol.17

ユアネスとマカロニえんぴつのツーマンライブ

1記事目からアツく気持ち悪い文章でライブレポ、いきます。

THE KINGS PLACEの毎週火曜木曜、マカロニえんぴつとユアネスの回を絶対聴いている私のためのライブ!?

ユアネスのことは次書くことにして、今日はマカロニえんぴつ。


ユアネスが終わり、ステージが暗転している中、マカロニえんぴつのメンバー本人たちが機材の調整をしている。

はっとりさんが耳に髪をかけながらギターをかけマイクの位置を細かく何度も調整していたのが印象的。

個人的に前回のマカえんは日テレ主催のイベントROCK AX(そのときはOfficial髭男dism目当てで行っていた)だったのだけど、はっとりさんの言葉で印象的なものがあった。

--今年くるバンドだ、とか、今が旬だ、と言われるけどそんなことはない、俺たちはいつだって旬だ

--マカロニえんぴつ史上いちばん大きい会場です。気持ちいいね。ホールだからバラード系が合うかなって思って持ってきたんだ。

--とはいえライブハウス出身のバンドです。ライブハウス、いつか会いにきてください。

「俺たちはいつだって旬だ。」その言葉を確かめに、絶対にライブハウスに会いに行こうと決めていた。ライブハウスではどんな音を鳴らすんだろう。


1曲目「青春と一瞬」

歌い出し、全てを持っていった。ぎゅうっとすべてを引っ張っていくみたいに、あの瞬間ははっとりさんがすべての中心だったと思う。青春と一瞬がセットだから。若者であれ。青春ってこういう一瞬のことかもしれないと思った。もう25歳だけど。

2曲目「眺めがいいね」

客の心をぐっと掴んだとおもったらそこから熱を増して2曲目へ。突然かわいくなる。メンバーの笑顔の種類もちょっと変わる。Ba賢也さんとKey長谷川さんがステージの左側でお互いを見ながらぴょんぴょんしている。なんだこれ可愛い〜!

3曲目「Supernova」

サポートドラムの高浦さんが叩き始め、あ、と思ったところではっとりさんが新曲やります、と言う。

ライブの前日にリリースされた新曲、ドラマの主題歌でもあるこれ、最初ラジオで聴いたときは爽やかな曲だなあという印象だった。ライブの前日、はっとりがリリースに合わせてセルフライナーノーツを公開。

「いつだって変えたいのは過去だ。」「報われなかった自分に似た誰かのために時間を逆走する瞬間、爆発に近いその正義感が少しだけ自分を変える。」

生で初めて聴いたこの曲は爽やかとは少し違う、それこそ爆発に近い思い、エネルギー、後悔ばかりの人生を否定せずでもそのまま後悔に流されることもせず、という。また印象が変わった。

4曲目「クールな女」

直前のMCで「この会場は涼しいけど外は暑いから、外と気温差がなくなるくらいどんどん熱く、あげていこう」と話した上で少し笑いながら「クールな女」、みんな少し笑ってた。でもSupernovaでもうやられてしまっていた私は歌い出しの「敢えてイバラの道を選んできたのね」でなんだか泣きたくなってしまった。

5曲目「レモンパイ」

個人的に最初にマカロニえんぴつで好きになった曲だった。可愛い。跳ねるようなキーボードに明るいギターが重なる。メロディは可愛いのに歌詞はよく聴くとなんだか切ない。綺麗事じゃない、本当の人生に近いけれど、同時に見ていたい理想も否定しない、初めて聴いてから一気にハマってしまったあのときを思い出す。

6曲目「ブルーベリー・ナイツ」

これもハマり始めたときに繰り返し聴いた曲だけれど、ライブで聴いたらまた全然違う。音源よりももっと切なくて強い。でも同時にメンバーみんなこの曲、ライブが本当に好きなんだなと思った。名曲。

7曲目「ワンドリンク別」

やっと聴けた、ずっとライブでこの曲を演奏するその場にいたいと思っていた。MCで「不満溜まってるでしょう。上司に、同僚に、家族に。その思いをこの言葉、なんの意味もないこの言葉に込めて叫ぶと少し晴れるという噂です、声出して」と言われ、きた、と思って準備をする、演奏が始まる。と思ったら、歌の途中ではっとりさん、突然「!やべえ!歌詞間違えた!まだ言わないでー!!!」1周はやく歌っちゃったんだね。

でもそれで一気になんか楽しくなっちゃって、叫ぶべきところで、思いっきり叫べた。「ワンドリンクべっつー!!!」確かに少しすっきりしたかも。

8曲目「凩」(ユアネスのカバー)

ワンドリンク別からの流れでそのまま凩、びっくり。同じ曲だと思えない。ユアネスの凩、大好きな曲だけれど、マカえんVerの凩、すごくはっとりが出ていて面白かった。

9曲目「洗濯機と君とラヂオ」

観客のボルテージも最高潮のここでこの曲、「この恋が/最初で最後だといつだって思っているんだ」この最初で最後の渋谷の夜に全力を。

10曲目「ヤングアダルト」

最後の曲ということで、最後のMC、はっとりさんがギターを鳴らしながら静かに話し出す。

「孤独な人っていうのはいないんです。孤独だなと思った時は孤独の順番が回ってきているとき」「ライブハウスに来れば僕らがいます」

はっとりさん、私たちの孤独を否定せずに、孤独なときにそばにいる音楽をくれてありがとう。

11曲目・アンコール「ミスター・ブルースカイ」

最後の最後までマカロニえんぴつ。最高のライブの最後の1曲で、夜の渋谷のライブハウスの中だけどブルースカイが見えた。私もしんどいときは夜のせいにして泣いていこ。


だらだらと、長々となんだか気持ち悪い文章を書いてきたけど、要するにマカロニえんぴつのライブが本当に良かったという話。

ライブから数日が経った今でもまだまだ浸っている。

私はOfficial髭男dismのファンでもあるから、よく盛り上がりたいとき、頑張りたいとき、ひげだんの曲を聴くのだけど、しんどくて、でもそのしんどいから抜け出すための努力もしんどい、というとき、気づいたらいつもマカロニえんぴつを聴いている気がする。

マカロニえんぴつは何も否定しないし、無理に頑張らなきゃという気持ちにもさせないから。

はっとりさん、よっちゃんさん、だいちゃんさん、賢也さん、いつもありがとう。

秋からのワンマンツアーも絶対に行こうと決めたのでした。(今のところ2回抽選外れてるけど。)


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