見出し画像

(詩)あの日が消えてゆく

時の流れが無情なことなんて

昔から知っていたはずなのに

今更になって思い知る

何もかもが消えていき

全てが更地になってゆく

工事現場の隅っこで

思い出が削られていくのを

見つめることしか出来なくて

傷ついた記憶が緩やかに

フィクションへ変わってゆくのを

ただ、感じていた


(撮影と制作:地平線)


この記事が参加している募集

#私の作品紹介

96,611件

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?