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地平線をのぞむ 第1回 〜創作活動とスランプ〜

 こんにちは、地平線です。今回から「地平線をのぞむ」と題してエッセイのようなものを不定期で書きたいと考えています。このタイトルは自分自身のことを見つめ直したいという意味合いを持たせてつけました。
 今、私には一つ悩みがあります。それはスランプにはまっていることです。文章は問題ないのですが写真が撮れていません。
 正直、時間が解決してくれるのを待つしかないかなと考えています。スランプはおそらくクリエイターのにとって天敵でしょう。乗り越えた時に成長できたら良いなと思いながらもう一度写真が撮りたくなるのを待っています。
 私のスランプは気力がなくなるタイプのものでした。双極性障害の影響もあるとは思いますが、それを考慮した上でも撮影に対する気力が落ちている感じがしています。
 気力がなくなってからそもそも撮影に行かなくなりましたし、行っても色彩が鈍く見えるようになってしまいました。思考が撮影モードに入れない感じです。
 これまで撮影モードに入ると世界が変わって見えました。色彩や光が一層美しく見え、何より被写体のストーリーを感じることが出来ていたのです。何もかもが輝いていた光景をもう一度感じたいと思っています。
 このスランプは大学4年の頃から引きずっているのですが、卒業式の後、教授に言われたのは「写真を辞めないこと」でした。
 私は人生の3分の1ぐらいを写真と共に歩んできました。それを簡単に捨てないようにと強く言われたのです。
 私も今は休憩期間だと思うことにしました。実際、スランプ発生から1年が経とうとする中で復活の兆しは見え始めています。沸々と写真を撮りたいという気持ちが湧き始めているのです。
 焦らず、ゆっくりと撮影の準備を進めていこうかなと考えています。
 ライターとしての活動も効果的だったように思います。創作活動から離れすぎず、しかし写真からは距離をおくことでバランスよく休憩できたように感じます。詩を作る中で写真、文字、そして自身と向き合ったことも効果的だったのでしょう。
 スランプに対しては時間を置くことの他に別の活動をしてみることが効果的かもしれません。
 そんな私の創作における近況でした。

2024年6月15日執筆
地平線


(撮影:地平線)

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