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夏の花(詩)


 誰も いない

 ドライブイン

 国道沿いの

 誰も 止まらない

 花だけが咲いている

 初夏の頃

 店の主(あるじ)を

 待っている

 緑のカーテンに

 白い花 幾らか

 ひとりきり

 待っている

 主の来ないことを知りながら

 一年ごとに

 花の数が増えていくけれど

  

 それは思いの数ですか

 それは寂しさの数ですか

 問う者もなく

 今は ただ

 自分のためだけに

 閉じられた

 ドライブイン

 ひとり

 花は

 花だけが

 咲いている



 この詩は、2年くらい前に書いたものを
 ベースにして書きました。

 その、2年くらい前のノートを探したんで 
 すが、見つからず、です(泣)。
 うろ覚えです。

 そんな感じです(笑)。

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