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webと企画 #13 ロジカルシンキング

こんにちは、クリエイティブディレクターの
高宮と申します!

第12回目の記事では
「ディレクターの人材育成」
という部分についてざっくりお話
いたししました。前回の記事はこちら
https://note.com/chiharunoippo/n/n31738612c448

第13回目の記事では
「ロジカルシンキング」
についてお話ししようと思います。

私がロジカルシンキングについて
参考にしたのはこちらの記事です。
https://www.kaonavi.jp/dictionary/logical-thinking/#MECE

ロジカルシンキングとは

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直訳で
論理的思考、という意味なのですが
具体的には

・物事を体系的に整理する
・物事を筋道を立てて考える
・理論が当てはまっている様子
・筋道が通っている考え

ロジカルシンキングには大きく分けて
二種類の方法、
・帰納法
・演繹法(えんえき)
という種類があり、簡単に説明すると、

帰納法

複数の実例からその実例に共通点を見出し、
共通点から結論を出す方法です。

・実例や前提としての根拠に不明点や誤りがある
・共通点を出すときに論理に飛躍がある
・共通点から結論を出すときに論理に飛躍がある
といった場合にはこの方法が
成り立たなくなる場合があります。

演繹法

決められたルール、基準に当てはめて
その結果に基づいて結果を出す方法です。

この方法を使う場合
・法則や基準になるものがあること
・その法則や基準が正しいこと
が条件として必須であるため法則や基準がない
場合や間違っている場合は成り立ちません。

では、ロジカルシンキングの
考え方についてお話ししましたが
それとデザイン、どういった
関係があるのでしょうか。

デザインとロジック

一見、関係のない話に聞こえますが
デザインにおいても、
誰の為の、
何に基づくデザインであるか

という部分は非常に重要です。

ただかっこいい、ただ美しい
だけのデザインではなく、
もっと深い視点からデザインを考えることで
人に喜ばれるデザイン
人に選ばれるデザイン
となってきます。

ロジカルシンキング、と聞くと
何やら難しそうだなと感じる方も
いらっしゃるかと思いますが、
これはできる、できないではなく
知っているか、知らないか

なので、知っているだけで
日常的なデザインも
大きく変化するでしょう。

webの世界では特に、システム的な
部分においても制作の幅がある為
論理的思考による取捨選択が
非常に重要になってきます。

ロジックで行うデザインとは
ビジュアル重視の
スッキリ整理されているデザイン
というよりも
全ての配置、整列、情報に
意図(Why)を持たせる
という事です。

例えば、
表示する情報の優劣を考えるとき、
「映えるしこの情報を出そう」
と決めるのではなく
「分析した結果、ユーザーが
 このサイトで一番知りたい情報は
 この情報だからこれはここに出そう」

という思考をする事です。
何を決めるときも、どうしてそれを
そうする必要があるか、という部分を
考えてから動く。
簡単そうに見えてうっかり
綺麗に見える方、
一般的な方
などを
選んでしまっていませんか?

ロジカルシンキングのメリット

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では、なぜロジカルシンキングが
デザインにおいても重要なのでしょうか。
どんなメリットがあるかざっくり
考察をしてみます。

・決定の経緯が明確になる
→納得しやすい

・何かに基づき、
 仮説を立てて進めることで
 成果に繋がりやすい

・新たな課題を発見できる

上記3点について1つずつみていくと
まず
決定の経緯が明確になり納得がしやすくなる
という点については、

なぜこうなったのかという理由が
明確になることで、自分以外の人に
問われたときや説明するとき、
相手にも納得してもらいやすくなります。

その為、さらに具体的なメリットとして、
・提案力の向上
・コミュニケーション能力の向上

などが考えられるでしょう。

次に成果に繋がりやすい、という
メリットについて。

データや参考となるものに基づいて
仮説を立てることで、
たとえ失敗しても
これがダメだったということは
こうかもしれない。
と、次の思考にスムーズに移ることが
できるため、成果に繋がりやすくなる。
ということです。

何も仮説を立てなかった場合の失敗と
仮説を立てた場合の失敗では
・効率性
・生産性

が大きく違います。

そして新たな課題を発見できる、
という3つ目のメリットですが

理由がなんなのかを常に考えることで、
現状の課題だけでなく、他の部分に
課題がある可能性にも気が付きやすくなり
・課題解決力
も向上していくとされています。

まとめ

ロジカルシンキングをするためには
それに基づくデータをリサーチしたり
基準や法則を導き出す必要があります。

しかし、それを行うことで、
デザインに理由や意図を持たせることが
できるため、より最適なものを
制作することができます。

デザインにおいてだけでなく
日常においても意図を考え続けることを
癖づけると様々なメリットがあります。
ぜひ取り入れてみてください。

今回は
「ロジカルシンキング」
についてお話しました。

次回は
「コーポレートサイト制作」
についてご紹介したいと思います。

ここまで読んでくださった皆様、
ありがとうございました。
次回も、よろしくお願いいたします!

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