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丘の上に佇む「茶房 読書の森」| 長野県・小諸


浅間山のふもとに広がる信州・小諸市。千曲川を越えて、山道をくねくねと抜けると、御牧ヶ原台地が広がっています。視界いっぱいに広がる大自然の真ん中にある細い一本道を進んでいくと、その奥にはカフェやゲストハウスを営む「茶房 読書の森」がひっそりと佇んでいます。

なんだか、ジブリに出てきそうな空間。

中に入ると、お店の名の通り、たくさんの本たちがぎっしり。オーナーさんがセレクトしたと思われる文学書や哲学書、小説、写真集、絵本、郷土資料など、ジャンルはさまざまです。司馬遼太郎作品と坂本龍馬のお人形さんもたくさんあったな。龍馬好きなのかな。

店内には、本の他にもアート作品や雑貨、ギター、レコードプレイヤーなどがいたるところに。雑多に色々と置かれている感じが、なんだか居心地良く感じられます。店内のカウンターにはビートルズのレコードや本たちがチラ見えしていました。

窓の外を見てみると、一面緑でいっぱい、っていうのも癒されます。

アイスコーヒーを注文すると、オーナーさんが時間をかけて丁寧にいれてくれました。コーヒーの香りと、心地良い音楽、時間の流れがいつもの何倍もゆったりと流れているように感じられます。

メニューはこんな感じで、手作り感満載。木で作られています。

美味しいコーヒーをいただいてひと休みしたあとは、お店の周りを散策させていただきました。

緑がいっぱい、マイナスイオンに溢れてます。

こちらはモンゴルのゲル。ゲストハウスになっていて宿泊できるそう。

オルガンの原理を使った音が出るアート作品「どうらくオルガン」もありました。

お店の奥さまが「ここで演奏会とかもやるのよ〜」と教えてくれました。この丘では音楽イベントの他にも、映画の上映会やアーティストの作品展、マルシェ、お祭りなんかも開催されているそう。

奥の小屋には黒いロバがのんびりお休み中。ずっと向こう側を向いていて、なかなかお顔は見せてもらえませんでした・・・

足元を見てみると、カエルも。

緑いっぱいの大自然、植物と、動物と、人間と、生き物たち、当たり前のことなんだけど、みんなで共存してるんだな〜と。都会では、まるで人間たちが主役かのように感じてしまうけど、みんなが共存してる場所だということを忘れてはいけないなと、改めて実感させられます。

本と自然とアートに溢れる、飾らない空間、またふらりと訪れたい場所です。


武藤千春

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