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【雨の名曲集】 「神様はなぜ雨の日をつくったんだろう?」「それはこの10曲を聴くためさ」

「しっとり、シトシト、雨と過ごす」をコンセプトに、オールジャンルの楽曲から選びに選び抜いた全10曲。

雨の日。カフェの窓際に座って、交差点を行きかう色とりどりの傘をぼんやりと眺める際のBGMとして。

選考していて感じたのは「デジタル系のビートはなんとなく雨と合わないなあ」ということ(個人的な好みでしょうか)。なので、そっち系は入っていません。

クラシック(ショパンの雨だれ)や映画音楽(シェルブールの雨傘)も入れたかったけど、全体のトーンを考えて断念。また、ちょっと新しめの楽曲も「このリスト向きではないよな」と、泣く泣く外しました。セカオワとかSuchmosとか宇多田ヒカルの雨の曲、大好きなんだけど…。

朝からスカッと晴れた一日も気持ちがいいものですが、この10曲さえあれば、「雨の日も意外と悪くないな」と思えるんですよね。晴れの日もあれば、雨の日もある。それが人生…。

次に雨降るの、いつだろう? ちょっと待ち遠しくなってきました。

※再生ボタンを押すと、各曲1分30秒だけ、このページで試し聴きができます。


1. ベルベット・イースター(荒井由実)
「ベルベット・イースター、小雨の朝」という歌詞から始まる。記念すべきデビューアルバムの6曲目。2曲目「曇り空」と8曲目「雨の街を」も、雨をモチーフにした曲。新人なんだからもっと晴れやかに登場すればいいのに、まったく、どんだけ雨好きなんだよ!! とはいえ、ユーミンがまだ荒井由実だった頃の楽曲に共通する、この “物憂い感じ” がたまらなく良いのです。


2. RAINY DAY(吉田美奈子)
山下達郎もカバーした、シティポップを代表する雨のスローバラード。アルバム「モノクローム」に収録。白黒フィルムで撮影されたサイレントのフランス映画のように、セリフもなく、その恋のストーリーは静かに進行する。


3. Walkin’ In The Rain With The One I Love(ラヴ・アンリミテッド)
(個人的な想い出)昔、六本木にカウンターだけの小さなソウル・バーがあった。入り口付近に古いジュークボックスがあり、客は1曲・100円で好きなBGMをかけることができた。たまたま隣り合わせた女性と二人で音楽の話をしていたら、「あなたに1曲おごってあげる」と言って100円玉をボックスに投入しに行った。流れてきたのは初めて聞く曲だった。それがこの曲。優しい雨が降る夜だった。


4. Rain(坂本龍一)
あ、ヤバい。この曲、どしゃ降りだ。しかも横なぐりの。せっかく「しっとり、シトシト、雨と過ごす」をコンセプトにしたのに…。まあ、天候って急変することもありますからね。自然現象だからしょうがない。この調子じゃ多摩川あたりも増水してそうだけど、ご安心を。この豪雨、1分30秒で止みますんで。


5. The Rain Song(Led Zeppelin)
プリンス「パープル・レイン」、ガンズ&ローゼズ「ノーヴェンバー・レイン」も名曲だけど、ロック系からはこれを選んだ。デジタル・リマスター音源はギター弦の響きが一層くっきり聞こえるように思う。この抒情性があるからツェッペリンは “知性派ハードロック・バンドの王者” として君臨し続けるのだろう。


6. 長崎は今日も雨だった(福山雅治)
原曲は、内山田洋とクールファイブによるムード歌謡。長崎県出身の福山がギター1本の弾き語りで切々と歌い上げる。「酒に恨みはないものを〜♪」というフレーズが泣かせる(この1分30秒には出てこないけど)。夜のネオン街に降る雨もきれいですよね。ああ、長崎…。


7. 雨降る東京(古内東子)
はい、東京に戻ってきました。昭和的な言葉で表現すると「相合傘のカップル」が歩いています。妻子ある男性に対して「雨が止んでもどうか傘は閉じないで」とそっと願う女性。それは、ときどき触れあう腕に夢を見たいから…。せつなすぎる。


8. Rain On Christmas(David Sanborn)
次はニューヨークの雨です。季節はクリスマス。本来なら雪が降ってもおかしくないのですが、この日はたまたま寒気が緩んだのでしょう。ブロードウェイの人通りは少なめ。ロックフェラーセンターの巨大ツリーはしっとりと光の粒をまとい、いつもより一層輝いて見えます。


9. 雨の日と月曜日は(カーペンターズ)

独りごとを言っては、年をとったなと思う。
時々、もう全部やめちゃおうかな、なんて。
どれもこれも、しっくりこない。
ぐずぐずして、結局、しかめっ面ばかり。
雨の日と月曜日はいつも気が滅入ってしまう…。

1コーラスめの歌詞(訳 chihalix)

もう何も言うことはありません。そういう曲です。メロディもアレンジも、カレン・カーペンターの声も。


10. 雨にぬれても(B.J.トーマス)
雨の曲として世界中で愛される、定番中の定番。作曲、バート・バカラック。このエレガントなメロディライン。なんとなく物悲しいのに、なんとなく希望も感じさせる。止まない雨はない、ですからね。


それでは10曲続けてお聴きください。どうぞ。


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