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介護職員のアンガーマネジメント

私の職場には、利用者さんに怒る職員が結構います。

「さっきいらないって言ったのに、なんでお腹空いたっていうの?!」
「〇〇しないで!」
「余計なことしないでください!」

などなど。

朝から職員の声が響きり、こちらが嫌な気持ちになる時もあります。

派遣先なので、その会社の職員ではないので俯瞰で見れていますが、最初はかなりびっくりしました。

8年くらいこの仕事をしていますが、一人ではなく多くの職員が怒ったり、冷たい態度をしたりしている現場は初めてでした。

なぜこの人たちはすぐに怒るのだろう。
と理由を考えました。


  1. 認知症についての学びが足りないため

  2. 咎める人がいない

  3. 自分たちを正当化している

  4. 虐待や、尊厳の保持について理解していない

  5. 時間に追われている

  6. 余裕がない

  7. 怒りのコントロールができない

  8. プライベートが充実していない

  9. 初心を忘れている


こんなところでしょうか。

私ももちろん、同じことを何度も聞かれたり、訳のわからないことをされるとイラッとしてしまう時もあります。
誰にでもあることです。


アンガーマネジメントの実践

場面場面で状況が違いますが、
よくあることでは「同じことを聞いてくる」パターンです。

日常茶飯事なのでよっぽど忙しくない限りはイライラしませんが
私は、イライラしそうになったら自分の脳内チャンネルを変えます。

・ロボットになったつもりで笑顔で同じ返答を繰り返す
 ロボットになりきると結構楽です。同じ返答を繰り返せばいいのですから。

・お笑いの要素を取り入れて、毎回返答を変えて、どう言ったら相手が笑うか試す
 笑ってくれたら嬉しいし、笑顔になることで利用者さんも落ち着いたりします。コチラが相手の心に入り込めば、ユーモアがあって楽しい利用者さんは意外と多いです。

ですが、そうもいかない時もたくさんあります。

・怒りたくなるくらいイライラしたら、その場を離れて深呼吸する

そもそも認知症だし、自分より何年も年上の人生の大先輩なので、その辺りを肝に銘じて仕事をするべきだと考えています。

それができない人たちは、この仕事は向いていないんだなと思います。


記録の重要性


最近では、認知症でも、セクハラや暴力暴言は許してはいけない方向になってきています。
ですが、そこで怒るのではなくきちんと記録として残しておき、上司に報告することが重要です。
自分たちを守るためにも記録は大切です。

また、利用者さんが不穏になる前にどんな出来事があったのかも記録しておくことも大事だと思います。
そこから深掘りをします。
そうすることで不穏にならない環境づくりができるからです。


最後に。

定期的に介護職員の虐待のニュースは目にしますが、怒りのコントロールができない人がやってしまうんだと思います。

そんな人でも、働いてもらわないと人が足りないという悲しい現実ですね。

誰でもできるイメージや、安い給料で大変なことをやっているというイメージがあまりにも根強いのも人手不足の原因だと思います。

給料を上げて、イメージアップして欲しいです。

だってこの仕事はそんなに悪いものではないです。
楽しいこともたくさんあるので☻

またの機会の楽しかったエピソードでも書いてみます。

文章がロボットっぽい部分がありますがAIは使っていませんw

では。

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