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なんだったの2020

おうち時間、ステイホーム、マスク売ってない、外出自粛、アルコール消毒、手洗いうがい、ソーシャルディスタンス、三密。

2020年は新たに使う言葉が増えて、その言葉があっという間に浸透するかわりに、今まで普通にできてきたことが、できなくなってしまいました。

わたしは、紙の地図を編集する仕事をしていて、緊急事態宣言中に本屋さんが閉まっていたことと、旅行をはじめ人が移動することが止まったり、始まったり、また止まったりしたため、6月にはすっかり仕事の受注がなくなってしまいました。

スマホやナビが主流で、そっちのほうが便利だから、紙の地図を使う人はもう少ないと思いますが、紙には紙の良さもあるのでなんとか残ってほしいと思うのですが、なかなか難しいという現実を受け止めないといけないところです。

わたしの仕事っていったいなんなんだろう、無くなっちゃっても誰も困らないのでは?はたらくって一体なんだろう?って思った瞬間もありました。

地図の仕事はもう20年近くやってきたから愛着もあるけど、来年はいまの仕事への執着のようなものを取り払って、新しいことに挑戦したいし、いいほうに考えると人生の岐路でもあるのかなと。

マイナスに考えるとどんどん落ちてしまうから、じゃあいま自分になにができるか、前を向こう、前を向こうと自分に言い聞かせています。

仕事柄、残業も多く休日出勤も多かったので、家族や友人からは、『仕事が忙しい人』というイメージを持たれていたのですが、2020年はほんとに仕事をせず、雇用調整助成金をもらって休む日々が続いたので、めちゃくちゃ時間がありました。

わかりやすく言うと、6月から年末までで76日休みました。もちろん土日は除いてです。

休みがたくさんあるとはいえ、コロナウィルスも猛威を振るう中、自由に出歩けるわけでもなく、決して『楽しい休日』ではなかったので、パァッといくってことはなかったのですが、

前から行きたかったお店に平日ランチを食べに行けたこととか、今まであまり気合を入れなかった箇所の拭き掃除をやってスッキリしたり、お月謝の発生するオンラインお料理レッスンを習って今まで作ったことがないお料理にチャレンジしたり、いい時間も過ごせました。

それからこれはほんとに宅配業者の方には申し訳ないことなのですが、自分が買うものは全てオンラインで済むということがわかりました。世の中って便利だって思いましたし、ありがたいなとひしひしと感じました。

もともと買い物に出かけたり、雑貨屋さんを見たり、デパ地下を見たり、KALDIや成城石井でちょっといいものを買ったりするのが好きだけど、出かけなくても済むということがわかりました。

ただあまりにも家にいすぎたり、近所のスーパーだけで済ませていると、だんだん気持ちが沈んでくるということもわかりました。

今までは忙しすぎて気分転換したい、出かけたいという気持ちでしたが、仕事もせずに家にいすぎると、私の場合は気持ちは病むのだと。

そんな時にまた発見したのは、自然豊かなところで、車の通りもないところで散歩をすると、とても気持ちがスッキリするということでした。わたしの場合は大阪城周辺でした。

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お堀の水のせせらぐ音や、小鳥のさえずり、紅葉が紅く染まって季節の移り変わりを感じながら、なにも考えずに歩くことは、素晴らしい気分転換となります。

はじめは悶々としていても、歩いていると何も考えなくなるように思います。歩きすぎると足が外れそうになるぐらい疲れますが、その疲れがまた心地よいのです。

まさか自分の人生のうちで、世の中がこんなことになっちゃうなんて、誰もが想像もできなかったことだし、

飲食業や観光業だけではなく、影響を受けた人のほうが多いだろうし、いまこれを書いている間もお医者さんや看護師さんは患者さんを救おうと必死に頑張っているし、逆に忙しくなった人もいると思う、忙しすぎて体を壊した友人もいる、すごく心配。みんな大変だと思う。

だけど、物は考えようといいますか、ネガティブに考えればネガティブだし、その考える時間が増えれば増えるほど不安は増す。

わたしも何をどう頑張ったらよいんだ、誰か教えてー!と叫びたいほどだけど、動くしかないし、やれるべきことをやるしかないんですね。

当たり前だけど、人生っていいことばかりじゃない、苦しい時期もありますよね。

そんな状況下でも、楽しいとか嬉しいとか美味しい面白いとか、小さな幸せを見つけて、バランスをとりながら生きていけたらいいなと思います。

2020年、悪かったことだけを思い出すのではなくて、この経験が近い将来、いい経験になるよう、人としても成長したいし、精神面でも強く優しくなりたいし、高みを目指していきます。

2021年になったところで、まだまだ我慢は続きそうだし、元の生活には戻らないですけど、頭も心も柔軟にして、この時代に取り残されないように前に進んでいきたいです。

あと2021年はもう少しnoteを書きたいな。クリエイターと呼ばれるようになりたい。

読んでくださったみなさん、今年もありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願い致します。

サポートをいただいたときには、 旬の野菜を買ってお料理したいです!