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【詩】Lady通り雨

雨降りの午後
僕は浮かない気分で
窓辺に座り頬杖をつく

窓の向こう
丘の向こうから
彼女はやってくる 

歌うように彼女は言う

「そう、ただの通り雨。あとには綺麗な虹が掛かっているわ」

彼女は軽やかにタップする

「さあ、踊りましょう」

僕を誘う

「もう、リズムは分かるわね?」

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