私とhideさん～hideさんのお誕生日～

今日はX JAPANのhideさんのお誕生日です。人が亡くなると、残された人は故人の誕生日より命日に重きを置かれると思います。それはもうこの世で歳を重ねることはないからかもしれません。
そんな中、hideさんが亡くなってからも毎年お誕生日を祝うイベントが行われています。
「この世に生まれてきてくれたことに感謝する日」やはり故人の誕生日も大切だと思います。そしてまだご存命でいらっしゃるご両親やご家族にとっても、きっと色々な思い出を懐かしむ大切な日であり続けることでしょう。

私がhideさんと出会ったのは小学校の高学年。奇抜なメイクに激しいパフォーマンスでとても衝撃的でした。当時はまだバンド名がXで曲や歌にはまっていく中、公式本が発売されました。その中身はミステリアスであるはずのメンバーの本名や生い立ち、素の姿を知ることができるものでした。
更にラジオを聴いて「この見た目が怖いお兄さん達って普段は全然違う！」とメンバー全員に対して今で言うギャップ萌えをして更に好きになりました。
「ヘアメイクをすることで松本秀人（hideさんの本名）からhideという別人になり、ステージ上ではギタープレイとパフォーマンスでお客さんを喜ばせる」ということを最後まで徹底されていました。

私はインターネットに関してもhideさんの影響を受けています。
大学に入学した1996年、半ば強制的にパソコンを購入させられました。
大学ではプログラミングや映像編集などが学べるにも関わらず、苦手意識があったため購入したパソコンも課題提出やメールくらいにしか使えていませんでした。
そんな中X JAPANやメンバーのソロ活動に伴うHPができたので、インターネットの世界にどんどん入っていくことになりました。
hideさんはソロ活動を始めてから、以前にも増してファンを楽しませるコンテンツをどんどん増やしていきました。
今では当たり前ですが、ネットを使ってイベント会場と中継したり、ML（メーリングリスト）を使ってファンとの繋がりも大切にしていました。
次から次へと新しい斬新なアイデアを考えて実践していたhideさんは、未来の人だったのでは？と思ってしまいます。もし生きていたら来年で還暦を迎えるはずだったhideさんは、どんなワクワクを与えてくれていたのでしょう。

多くのバンドや音楽と出会うきっかけを作ってくれたhideさんは、私の人生を大きく変え、生きていく力も与えてくれました。
今もhideさんのようにギャップ萌えする素敵なアーティストと出会い、日々幸せを感じています。

※hideさんはバンド活動時にHIDE、ソロ活動時にhideと使い分けされていましたが、本文ではhideさんに統一しています。