見出し画像

【noteレポ】看護師がキャリアサポートを受けて変わったのでシェアします

わたしは病院で働いている、どこにでもいる看護師の一人です。
看護師の仕事はとても大変で、身体だけでなく心も疲れます。
でも、やりがいのある仕事で好きな仕事でもあります。

わたしの場合、患者さんや他の医療従事者とのコミュニケーションの中で充実感を感じたり、小児科の子どもたちとそのご家族との関わりが好きだなあと思います。


中学3年生で看護師を志し、国家試験に合格して看護師になったときには、
「わたしはこれから、看護師で生きていくんだ」
そう信じて疑いませんでした。

それから6年たった今、今後のキャリア形成、ひいては今後の生き方について考えています。


家族が病気になったことをきっかけに、

  • 万能かと思われた看護師としての働き方に困難が生まれた(転職に失敗した話は別記事にて公開中

  • コロナ禍でより顕著に、身近になった看護師のメンタルヘルス問題に強く惹かれた

こうした状況の変化がこれまで考えることを放置してきたことに向き合わせてくれました。


そんなある時、ご縁に恵まれてHandLのキャリアサポートを受ける決意をしました。

2週間に1回のセッションに向けてワークに取り組み、サポーターと話をすることを繰り返しています。

毎回のワークも非常に頭を使うもので、けして楽なものではないのですが、もしも同じことを同じ精度で自力で考えるとしたら、とても遠回りになってしまいそう。
なので、無駄なく考えるために道筋を与えてもらっているという感覚です。

約2ヶ月のセッションを通して、絶対に今までの自分よりも
「自分の考え」に対する自信がつきました。
「自分への信頼」が増しました。
「こんなことを何となくやってみたい」が「プロセスを経て着実に成し遂げたいこと」になりました。

こうやって書くとやけにかっこいいだけなので、ちゃんと中身のある説明をしたいと思います。

※サポート内容は受講生のみが得られるものですので、ワークシートの内容や具体的なティーチング内容については掲載を控えております。予めご了承ください。


自分への客観的理解が深まった

初回のセッションで自己分析を受けます。
数十問の選択式設問に答えて、それによって自分の傾向や向いている職種が表されるというものです。

模試の結果みたいな詳細な表やグラフが沢山見られます。

今回の分析結果では、「コミュニケーター」「プランナー」「サポーター」に職種適性があることが分かりました。
簡単にいうと、人と関わり支援するお仕事や、物事を計画して実行するようなお仕事が向いているようです。

これを見て、看護師ってまさしくこれだ〜!と思ったのですが、この3つが揃って高い値の人はあまり多くないそうです。

自分でいうのもなんですが、生涯ずっと人と関わる仕事をしたいと思っていたし、誰かのために献身的に生きていきたいと思っていたので、これはピタリと当たっていたなという感じでしたね。

職種に関する分析の他に、ストレス分析(どんな場面や環境で能力を発揮しにくくなるか)や気質分析(性格診断)も並行して受けました。


自己診断を受けてよかった点は、「自分ってこういう人間だなと自覚していない部分」について気づきを得られたことですね。

適性の弱い部分に関しても、短所の裏返しのような形で強み傾向というのを示してくれるので、自分の強みについてより多くの情報を得ることができました。
そのおかげで、わたしってこういう人間だったな、と自分の意識に上る部分が増えたように思います。

こうした自己分析は転職を考える際には、履歴書や面接の糧にもなりますよね。
一般転職ではよく使われているそうですよ。知らなかった。


ミッション・ビジョン・バリューが明らかになった

2回目以降のセッションで重要になってくるのが、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を作り上げること。

成し遂げたいこと(ミッション)のために、自分がなる姿(ビジョン)を1年、3年、5年というマイルストーンで設定する。
何かに取り組む、決定するときの価値基準(バリュー)を思い出す。

このように文章にすると一瞬なのですが、これが全ての根幹となり立ち戻る場所になるので、丁寧に、自分に正直に考えました。

わたしはセッションのワークシートに書く前に、iPadのGoodnote5などのメモアプリにば〜っと自分の思いを書き出す時間を設けていたのですが、これだけでもかなり有意義な時間でした。


MVVを文章化する作業はいくつものセッションを跨いで何度もあるので、書き出すたびに形が整って、ぎゅっと精密さが上がるような感覚がありたまらなかったです。


ちなみに、わたしのミッションは

一人でも多くの看護師がメンタルヘルスを整え働き続けることができるよう、カウンセリングを含めたメンタルヘルス支援を受けられる環境にする

どうですか?
こうやって文字にすると、なんだかかっこいいことをやっているような。


でもこういった思いの部分って、形に表れていなくても心の中にはずっとあったはず。
みなさんの中にもきっと既にありますよ。


形に表す方法がわからない、そのための時間を捻出することが難しい。
形にならないと実現することができずに億劫になり、いつの間にか心の奥の方に忘れてしまう。
時々思い出しては、後回しになっていることにモヤっとしてみたり。


似たような気持ちになったことありませんか?
これまでわたしはしょっちゅうありました。

それがなくなっちゃうんです。
サポーターさんありがとう!


明日から何する?が目の前に現れる

MVVについて明確にしました。
次はそれを実現〜となると、一気に大変です。

正直、これはいよいよ自力では難しいことだと思います。
仕事をしながら、短期的に取り組むタスクを実現性や手法も含めて考えることは負担が大きいからです。

セッションでは、人的資本(自分の能力や技術)と社会関係資本(コミュニティへの所属や重要な人物との関係性)に分けてタスクを考えるようなワークに取り組みます。

わたしのタスクで簡単な例を出すと、
人的資本なら、メンタルヘルスに関係する自己研鑽や資格の取得。
社会関係資本なら、自分がやりたいことと似たことや、似た働き方をしている看護師さんとリアルやSNSで繋がる。
みたいなことです。

セッション前までは自分のMVVを掲げてやる気に満ち満ちている状態。
けれどその達成のためにどんな大きさ・厚さ・形の壁があるのかは、モヤがかかってよく見えません。

それがタスクを考え始めると、目の前にどーん!と壁が立ちはだかるようになります。
「ええっ!実現にはこんなところに困難さがあったのか!」
と絶対に気づくことが出てきます。

そして、現れた壁をしかと見て、
「ハシゴをかけて登れそうか?」
「回り道できそうな横幅かな?」
「実は穴を掘って下から向こう側に行けたりして…」
などと、複数のアプローチ、複数のシナリオを考えていきます。

また、期限設定もとても大事。
ビジョンは1年、3年、5年とあるので、まずは1年後を目標に据えて逆算的に考えていく必要があります。
全部のタスクを1年後に出来ていればOKではなくて、6ヶ月後までに達成出来なそうだったら、別のアプローチに変えようという風にある種見切りをつけることも計画に入れておくのです。


もうこれが、本当に難しいんです…
毎度頭をひねって絞り出して、ワークシートに書き上げるとすごく疲れます。
頭使った〜っていうのをひしひしと感じます。

でもセッションに臨むと、一人で考えていた時には思い浮かばなかった視点やアイデアがポンっと産まれてくるので不思議。

決してアイデアを押し付けられるわけではないんですよ。
わたしが掲げたMVVを一緒に見て伴走してくださるサポーターさんと話すからこその発想だと思っています。

もしも、一人でミッションを達成するために活動していくとしたら…

  1. 何となく思いついたことの中で出来そうなことを手当たり次第にやってみる

  2. 行き当たりばったりなせいで上手く結果が出ない(壁が見えなくてぶち当たる)

  3. ダメだった〜もうどうしたらいいかわかんない〜と落ち込む(壁が見えなくて越える方法がわからない)

  4. 多忙でだんだん情熱が薄れていく

  5. 忘れる

となります。(度重なる実績あり)

こんなわたしを助けてもらってありがとうございます。(深々)


私情で話が逸れました。

どのようなタスクをこなしていくかを挙げきったら、1ヶ月単位、1日単位で何をするか?というアクションプランを作っていきます。

ここをしっかり詳しくお話ししたいのですが…
ここからはわたし自身、取り組んでいる真っ最中なので、またきちんとやり終えたらお話していこうと思っています。


今やりながら難しいなと感じているのは、
資格勉強など自分だけが関係するものは、ある程度見通しを持って立てられ進捗をコントロールしやすいのに対して、他人が関係してくるものは流動的でコントロールしにくいということです。

自分だけ頑張って済むことだけならどんなに楽だろうと思うのですが、そうもいかず…
わたしの場合は職場の上司(看護師長、部長)が関係してくるタスクを達成できるかどうかが、目標達成に大きく関わってくるので非常にネックになっています。

またnoteでシェアできるようにするためにも、頑張っていきます。


終わりに

看護師がキャリアサポートを受けるということを、ほんの半年前までは知りませんでした。
キャリアを考えるのって一般職の人だけだと思い込んでいました。

厳密に言えば、考えなくても仕事はできますし、看護師としての価値は上がっていくと思います。

でも、キャリアを考えること=仕事を考える、だけではなく
キャリア=自分のことを知る
キャリア=忘れていたやりたいことを思い出す
とかが含まれていたら?

仕事はできるから、考えなくていいとはならない。
そのようにわたしは感じました。

むしろ、働き方が多様化してきている今こそ、盲目に看護師だけをやるのは勿体無い!
看護師を極めるというのもキャリアを考えたのちの一つの決断であってもいいと思います。

なので、こうして体験を共有させてもらいました。
こんなことをしている看護師仲間もいるんだなあ、と思ってもらえたら嬉しいです。

そして、少しでも興味があったらHandLでやっている無料セミナーに参加してみてください!(わたしも月1ペースくらいで参加してます)
相談も無料で聞いてもらえるので、モヤモヤを少しでも晴らしたいっていう目的でもいいと思います。
(株)chachax社長 HandL運営者の汐月さんのtwitterをチェックしてみてください〜(この方も看護師です!)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?