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今を感じて思い出した

私の休みの日の朝
旦那さんを仕事へと見送った後
ベッドへ向かいもう一度寝る
寒い冬の朝の布団の中ほど
幸せな空間はない
愛犬もきて私の頭の上を覆いかぶさる
ようにして一緒に寝る
(あー幸せだぁ)

ベッドの中で今日やりたい事を
頭に浮かべながらもう少しだけ
この幸せを感じていたい
私の今を昔の私に教えてあげたい
愛犬のフサフサの毛に顔を埋めながら
こうやって大好きな空間で
愛犬と一緒に暮らしているなんて
想像していただろうか

mikaからきた年賀状を思い出す
二人の可愛い子どもの写真がのっていて
毎年の私の密かな楽しみでもある
年賀状にはこう書いてあった
「お兄ちゃんが小学生になって
chiemiとの小学生の時の話をよくする」

私は子どもがいない
旦那さんと話し合い子どもの
いない人生を選んだからだ

この選択を報告したのはmikaだけだった
あの時、mikaは残念そうな顔をして
「いいの?40歳過ぎて子どもが欲しく
なって後悔しないかな?」
そう言っていた

私とmikaは小学校入学してからの友達
お互い普通に結婚して
普通に子どもを産む人生を送ると
思っていただろう
それが普通だと思っていた
よく子どもの名前を言いあったり
していたけど実際mikaの子どもたちの
名前はあの時の名前はついていない

普通に進学していって
就職して働く
そこまでお互い自ら選んだようで
世間一般の常識に従って進んできた
道のようにも思える

私もmikaも何も疑わず
次は結婚だと思っていた
けど2人ともいつまでも結婚
しなかった
私が言うほど結婚と出産の願望が
ないと気がついたのは大人になってから

誰かと付き合うたびに結婚が頭に
あったけどそれは、しないといけない
という子どもからの普通という
思い込みがあったから
でも、それに気がついてからは
一緒にいれるところまで一緒に
いたいというのがスタンスになった

今思えば初めて普通の殻を出て
自分で決めたこと
だったかもしれない
そういうスタンスにしてから
すごく楽になった
旦那さんとは今もそのスタンスで
いるけど結婚の経緯はまた
別の話で

一方でmikaは結婚するということが
それが普通という概念から
自分で決めた瞬間があったように
思える
世間一般がどうであろうと望んで
すると決めてから
今の旦那さんと子どもたちに恵まれて
今がある

私が子どものいない人生を選択した
ことを聞いた時のmikaはまだ
結婚してない時だったから
もしかしたらmikaの中でも
思うことがあったと思う
mikaは結婚も出産もすると決めたんだと

私たちはお互いを見ていた時期が
長いからだから思うのだけど
自分のことを自分で決めてからの
方が何かに振り回されて進むことが
なくなってきたね
だからお互いの今がある

そんなことを思いながら
どれくらい時間が経ったのだろう
頭の上に覆いかぶさっていた愛犬は
いなくなって
足元に座り込みワンワン吠えている
どうにか私を起こして外へ行きたいのだ

もう少しベッドにいたい気持ちも
あるけど私が望んで決めた愛犬が
そういうのなら外へ連れていこう
私はこの今を幸せと感じている
何はともあれ昔の私が
たくさん悩んでがんばってくれたから
今があるんだなと思うと
感謝する

そして
忘れていたけど
私は心に従って決めることができる
ということを思い出した

決めて許可したからここにいるんだって
今日もこの幸せを強く抱きしめよう
きっと他の人は誰も羨ましがらない
私にしか感じられないこの幸せを🕊️✨

chiemi



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