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日本で食用として飼育されている牛

こんにちは!
牧場の家に生まれ育ったちえこです🐄
生産から販売までお肉業界を熟知している私が
正しいお肉情報をお伝えしています✨


日本において肉牛と聞いて、
すぐ思い浮かぶのは「和牛」ではないでしょうか?

霜降りの美しさは芸術品ともいえますよね。しかし、
日本で飼育されている牛は和牛だけではありません。


日本産の牛は大きく分けると3つの種類に分けられます

① 和牛
黒毛和種(くろげわしゅ)・・日本国内で飼育されている和牛の約98%以上
褐毛和種(あかげわしゅ)・・熊本や高知で飼育されている品種
無角和種(むかくわしゅ)・・和牛の中では最も飼育頭数が少ない品種
日本短角種(にほんたんかくしゅ)・・寒さに強いので東北地方や北海道で肥育
※和種というのは日本で改良されたという意味です

② 交雑種(F1牛)
日本では主に、ホルスタインのメス牛と黒毛和種のオス牛をかけあわせます。

③ 乳用種
ホルスタインやジャージーなど牛乳を取ることを目的とした品種
オスは肉用牛として肥育されます。
  ※肥育とは食肉用の家畜の肉量を増やし肉質をよくするための飼育方法


乳用種の肥育は、昭和39年に開催された東京オリンピック開催前後から、日本人のタンパク源として、国に指導により日本の農家が取り組んだ、世界で初めてのホルスタイン穀物肥育でした。手探りで失敗を重ねながら確立され、今に至ります。


昭和60年代になると、ホルスタインと和牛を交配させた「F1牛」の肥育に切り替えていきました。よって、全国でもホルスタインの肥育を専門に行っている牧場は少なくなってしまいました。


私の実家は③の乳用種肥育を行っています。
ホルスタインを肥育しています。牛といえばおなじみの白黒模様。
性格は明るくて好奇心旺盛です。
専門用語で「ホルス」や「ホルヌキ」と呼ばれます。


肉質については改めてご紹介いたしますね!
ここまでお読みいただき有難うございました🐄

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