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会社名の決め方

こんにちは。(株)八重コンサルティング代表の鈴木智恵です。
ここ数年は林業や木材産業向けにITコンサルタントのような仕事を中心にしていますが、元々いろんな業種・業態向けにコンサルタントをしてきました。ここではその経験から、日々降りてくるアイデアやシェアすると誰かの役に立ちそうな内容を発信しています。
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昨日、こちらの記事で自社のロゴデザインを決めた時のお話を書きました。

今日は会社を設立する際に、会社名をどういう観点で決めたか。

子どもが生まれた時に名前をアレコレ迷うように(私は子供いないので体験してませんけども)、法人格という自分とは別の人格に名前を付けるのは迷います。私の場合、こだわりがなさ過ぎて迷うパターンですね。

一人で創業したので、相談できる相手もなく…というか、人に相談したって仕方ないです。決めるのは自分ですし、会社名の判断を誰かに委ねてたら、他の諸々も決められませんし。

■ 会社名の条件

会社名の命名について、明確なルールとしては、株式会社なので社名の前後どちらかに「株式会社」を付けるとか、同じ住所で名前がダブっちゃだめとか。

言ってしまえば、何でもいいんです。人の名前よりも使える文字の種類は多いですし、奇をてらった名前の方が記憶されるかもしれません。そう考えると選択肢はかなり広いです。

一応、↓のようなサイトは参考に目を通しました。

私が考えていた会社名の条件を挙げると、
 ・何をする会社かおよそ分かる
 ・会社のビジョンに沿っている
 ・呼びやすい、読みやすい
 ・記憶に残りやすい
 ・私の氏名の要素は入れない

これらを踏まえると、アルファベット3文字とか、「株式会社八重」とかは消えます。

名刺交換をした時に「(私が)八重さんじゃないのに何で八重コンサルティングなの?」とよく訊かれます。ま、質問したくなるお気持ちはよく分かります。世の中の会社名の多くは創業者の氏名を元にしています。それはそれでいいと思います。

私は個人的な信条・好みとして社名に自分の氏名の要素を排除しました。法人を自分が創ったからといって、自分の分身でもないですし、将来的に他の人が入社することがあったとしたら、従業員と創業者は対等な立場として付き合いたいのに私の名前を冠した会社に入ってもらうのは違う気がしました。あと、企業理念を引き継いで他の誰かが担ってくれるのも歓迎ですし。

■ 業務内容とのリンク

会社名を伝えて何をする会社か、およそ分かった方がいいです。私の場合は「コンサルティング」です。

ちょっと特殊な例になるのですが、当社のメイン事業は林業や木材産業の事業者向けのコンサルティングです。なのに「森林」とか「林業」というワードは敢えて入れませんでした。それは、今も今後も一般企業向けのコンサルティングを並行して行うためです。例えば「森林○○株式会社」という名前だと、一般企業向けの営業がしにくいですよね。

■ 登記申請の前にチェック

ここは一般的なお話です。登記申請を提出する前に、いくつかチェックした方がいいポイントがあります。

同じ名前の会社の存在
同じ名前の会社はGoogle検索などで確認しておいた方がいいでしょう。地域が離れているとか、業務上ぶつからないかとか。法人名の検索サイトを積赤えば、同じ市内に同じ名前の会社がないかチェックできます。

ドメインが使われていないか
いずれメールアドレスやホームページを登録しようと思ったら、ドメイン(@の後ろやURL)が既に他の誰かに取られていた、ということがあるかもしれません。これは「お名前.com」などで検索しておくとよいでしょう。

画数
これは気にする人は…というくらいです。私は会社名をインスピレーションで決めたら、印鑑屋さんに「良い画数ですね」と言われました。姓名判断みたいなものがあるようです。

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思い返せば3年前に個人事業主の届出を出す時も屋号に迷ったっけ。。。なんでもいいと言えばそうですが、その後の仕事や企業イメージをうまく表現してくれる名前がいいですね。

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