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同じマインドの持ち主の見つけ方

こんばんは。(株)八重コンサルティング代表の鈴木智恵です。
ここ数年は林業や木材産業向けにITコンサルタントのような仕事を中心にしていますが、元々いろんな業種・業態向けにコンサルタントをしてきました。ここではその経験から、日々降りてくるアイデアやシェアすると誰かの役に立ちそうな内容を発信しています。
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一緒に働いていて気が合う人、合わない人っていますよね。人が多様なことはチームにとって良いことですが、そりが合わないとか分かり合えない人と一緒に働くのは生産性のロスに繋がります。今日はそういうケースを掘り下げてみます。

どういう人が分かり合えて、どういう人が分かり合えないのか。それは、その人の中にある考え方の土台の部分、マインド(ここでは意識、価値観のこと)が同じかどうかだと思います。マインドが同じ人はどうやって見つけられるのでしょうか。それを書いてみます。

■ マインドが合わないと…

例えば、「その人にとって仕事が何か」は人それぞれです。ただ食べるのにお金が要るから働くという人もいれば、社会をより良くしたいから働くという人もいます。どちらが正解・不正解ということではありません。ただ、そういう人どうしが一緒に働くとなると、いろんな面で意見が合わないのは容易に想像できますよね。一方は最低限の言われた作業だけをして、もう一方は言われてもないことをアレコレ自発的に考えてやってみたり。

マインドが合わない人どうしが隣り合った席、あるいは同じ組織、同じプロジェクトで働く。すると、意見が合わないため擦り合わせようと話し合うも議論は噛み合わず、結局体力や気持ちが消耗したり、時間だけが過ぎていったり。私は、この摩擦を「不幸」と呼ぶのだと思います。

会社だと「社風」という言葉があるように、基本的に同じ採用試験をパスしてきていて、ある程度マインドが似ている人が集められている可能性もあります。他社と合併する時、社員の交流で予想以上に軋轢が生まれるのは、マインドのギャップによる部分が多くあります。

■ 同じマインドの人が集まると…

逆のパターンで、得意分野やできることは異なっても、同じマインドで取り組める人どうしが一緒に仕事をすると、細かい話まで詰めていなくてもいいように期待通りの成果を出してくれたり、信頼関係が生まれやすく快適です。

現在の会社員だと一緒に働く人を自由に選ぶということは少し難しいかもしれませんが、今後は従業員を個人事業主化したり、副業しやすい環境が醸成される方向にあるので、同じマインドの人を集めて一緒に働くということは今よりしやすくなるでしょう。

■ 自分のマインドを打ち出す

同じマインドがどうのと言う前に、しておくべきことが一つあります。それは、自分のマインドを明確にしておくということ。普段、自分らしさや自分の中で正しいと感じることをキチンと表現していなかったり、組織や周囲の人に迎合していることってありませんか?もし自分カラーを消していたり、別のカラーに変えていたら、同じマインドの人と出会うのは確率的に低くなります。

マインドが異なるということは、どちらが正解・不正解というものでもないですし、優劣をつけることでもありません。(会社からの評価としては優劣を付けられる場合はあると思いますが。)少々異なったところで大した問題でないことでも、なぜか集団の中で自分だけ逸脱するのは避けたくなるものです。特に日本人は。

「自分らしさ」を出していく。異端であることを恐れず、また「正しさ」ばかりを追求するのでもなく。これが大事です。

■ 自分のマインドを発信する

自分の周辺に、同じマインドを持った人を集めたいなら、自分のマインドを表明することが大事です。

もしそういう人が近場にいない場合、インターネット上で発信して集めるのも手です。文章という形で発信するならnoteのようなブログやSNSで、動画や音声という形も今は発信しやすくなりました。要は、自分のマインドを表明するチャンネルを何か1つでも持っておくこと。そして1回で伝えきることはできないし、目に触れる人数も少ないので、根気よく出し続けるということ。そうすると、自分の周辺に同じマインドを持つ人が集まり、より快適なコミュニティが形成できます。

1つ、念のための補足をすると、「自分のマインドを発信する」というのは、あっちこっち無鉄砲に自分の考えを呟けばいいというのとは全く違います。自分の影響力の外、例えば一般の人にとっての政治とか、自分の得意分野でもなければプロとして絡んでもいない、そういう他人の土俵に出て行ってあーだこーだと発言するのは、単に脳内の感情を垂れ流している公害のようなものです。(汚い言葉でゴメンナサイね。)ここで言う「マインドの発信」はそういう類とは全く別物です。どういう意識で作品を作ったりサービスを提供しているのか。その先に、どんな世界を思い描いているのか。そういう発信が世の中に溢れることを期待しています。

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今年に入って何度か東京に行きましたが、緊急事態宣言が出されて以降は行っていません。空気もキレイになっているのでしょうか。また次回行くのが楽しみです。

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