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モンゴル文化おすすめ:馬頭琴オーケストラ

モンゴルに、馬頭琴を中心に編成された「馬頭琴オーケストラ」があります。あまり知られていないようですが、これがめっちゃいい!ということで、みなさまにお勧めしたいと思います。

ちなみに、私は音楽はそんなに詳しくなくて、高校生の時吹奏楽部だったぐらいです。クラシックは聞いてると眠くなっちゃう…でも、馬頭琴オーケストラは面白かったんですよね。

理由1 馬頭琴がすばらしい

馬頭琴の音っていいですよね(完全に個人的好み)。馬頭琴オーケストラでは、バイオリンやビオラが座る席に馬頭琴が座っています。バイオリンとはちょっと違う弦楽器の音で、これがまたいいんですね。

馬頭琴以外にも、大きい馬頭琴(チェロみたいな位置付けなんでしょうか?)や、モンゴルの琴や鉄琴、笛などの伝統楽器が使われています。

ちなみに、馬頭琴は草原で聞くのが一番らしいですが(Byモンゴル人)、きちんとした劇場でももちろん堪能できます。

理由2 民族楽器以外も使っている柔軟性

民族楽器だけのアンサンブルもあるんですが、オーケストラではバイオリンはもちろん、コントラバスなどの弦楽器、トランペットやフルート、シンバルなどの楽器も柔軟に使います。曲によっては和太鼓とかも使ってました。

時には、チェロを馬頭琴っぽく弾いたり、馬頭琴がバイオリンのようになったりなど、演奏方法の柔軟さも面白さの一つです。編曲する人、すごいなと思いながら聞いています。

演奏する曲のレパートリーも、モンゴルの音楽だけでなく、様々な曲を演奏するようです。個人的に一番好きなのはパイレーツオブカリビアンです。これを生で聞いたときは本当に驚きました。

日本の曲だと、「北国の春」(なぜかモンゴルで有名)とか、「戦場のメリークリスマス」を聞いたことがあります。

どこで聞けるの?

・Youtubeで聴く

上に挙げたモンゴル国立のオーケストラ(アンサンブル)以外にも、動画が上がっているようです。全部まとまっているところがないのですが…おすすめ動画からいろいろ見てみてください。

・コンサートへ行く

コロナ禍の前には、日本にも数年に1回はやってきて各地で公演をしていたそうです。日本でも、また聴く機会があると思います。

・モンゴルで聴く

モンゴルに行けば聴けるかというと、やっぱり公演をやっている時期というのは限られるようです。民族楽器のアンサンブルであれば、夏の観光シーズンにレストランや劇場で毎日公演を行っていますが、オーケストラはそうではないようです。1年ぐらいモンゴルに住んだら、きっと一度はチャンスがあると思いますよ!

コロナ禍での状況が心配だけど…

日本でもコロナ禍での芸術、音楽の状況の厳しさが報じられていますが、モンゴルも状況は同じです。特に民族楽器の演奏家は観光客相手のところもあるので、観光客がいない今、かなり厳しい状況に追い込まれていると思います。なんとか持ち堪えて、またきれいな音色を聴くことができる日を楽しみにしています。



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