雨野ちえ

雨野ちえ

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少しわたしの話をします~他人の地雷の上、コサックダンスを踊る~

趣味の話の前に、私という人について端的に言えば「病気」という言葉がパッと思い浮かぶ。私自身、全然元気なのですが18歳の夏、統合失調症を患い、23歳くらいに今の旦那様(ナックル=バイン)に出逢いました。ちなみに生まれてはじめて喋った言葉は「私が私を語るほどに、私から遠く離れて行くのは何故でしょうか」でした。 エッセイというものは「普段の日常について」なら「書いたことが日常になる」とほぼ同義な気がする。よって私にとって都合の良いことしか書かれない。 私とて生まれた当初からこんな

    • 散文詩

      今からなにする? ゲーム?あぁあの青春がよく死ぬやつね それより煙草吸う?赤マルならもうさっき切らしちゃった ところでおっさん酒は飲める?おぉ俺もいけるぜ。 曲つくるかー 芸術搭載した言葉のマシンガンで

      • 散文詩

        高い塔のてっぺんに立って あなたは髪をなびかせている あの高い塔の上に立って もう直に飛んでいってしまうだろう あの星に近付こうとしたばかりに 凛々しく風が吹き荒んだって 踏み台が外される瞬間まで あなたは笑っていたんだ 高見の見物じゃ済まないぞ きっと軌道の導きが似ていた 神様だって知り得ない展開  そっとなぞってここまで来た この場所こそが宇宙の天界 知ってしまったからこその後悔、限界、自戒の果てに友の自害 だが謙虚なままじゃ掴めないはずだ この高台からみえる景色は

        • おもうこと

          性別に関してアンケートを取った。 自分が今まで生きて心の中で思い出すその人が 私の好きな人でありセクシュアリティなんだとおもっている。 だから生きていて変わるものでも何ら不思議じゃない。 不思議なのは性は固定されてると信じる人達が多い気がする。生まれてくる性(身体)は確かに選べないが好きな人や信じる人の性はもう自分の好みとその時の運としか言いようがない。 たまたま好きな人がそういう性別だった、あるいは自分が自分自身を許せる選択肢の上での性別が 『現時点の結果としての私の性別

        • 固定された記事

        少しわたしの話をします~他人の地雷の上、コサックダンスを踊る~

          散文詩(学パロ)

          5人揃えば互角の知恵 スカート折り込んでお利口さん いきなり走ればスベって転んでも 立ち上がるのさ だって青春 手を上げてー質問でーす 手を下げてー前ならえー 手を上げろー脅迫でーす 手を叩けー強制でーす 雨が土砂降りで傘はおんぼろ ずぶ濡れはしゃいで風邪ひくぞ こんな夜は星が綺麗だ 浅知恵悪知恵騒動で土下座 だってだって地球はまるいんでしょ だってだっていつかは巡り合うのさ だってだって星座もお揃いでしょ 導きというより道連れで 人生はジャーニースタンダップ・コメディ

          散文詩(学パロ)

          散文詩

          …を書いたものの、どこで発表すべきかわからなくてnoteに投げました。だいぶ荒削りで読みづらい箇所もありますが、ご鞭撻の程お願いします。 いろはに金平糖 星のかけらよ 時計の文字盤 コンパスの針 丸いはあなた あなたは言葉 繋がる私、私の名前は 波打つ海よりうまれし僕らよ だってきっと星座が似ていた 雨に嵐の打ち付ける子らよ 天よ今だけは悪夢から守って 晴れたら良いな、晴れたら良いな 風吹きすさぶ花のようにと 私は祈る 良き夢と朝来たるこの時を 魚と目が合う 洋燈の灯 パイ

          ちえちゃんはね

          私の名前はかなり気にいっている。ペンネームも夢主の名前も本名もだ。本名の話。 私の名前をつけたのは父親だ。「さちえ」 理由は「知恵に恵まれますように」だけど私は、小学生の頃は自分の名前が大嫌いだった。いじめられたからだ。私の存在は気持ち悪いから、そんな大層な理由も名前負けしている自分も、なにもかもダサくてキライだった。テストの答案に自分の名前を書くのが苦痛だった。私の存在証明をしないでくれ、私。名前を書いたら気持ち悪い私がそこにいるのがバレてしまう。本当に冗談話でなく、自分の

          ちえちゃんはね