老いるということ
我が家の愛犬は19才ぐらい。動物管理センターからやって来た。正確な年齢はわからない。先代犬が亡くなって1年後に新しい家族になり、こんなに長い間一緒にいられるとは思っていなかった。
当時、獣医さんから3才ぐらいにしましょうと話があったけれど、その後の診察でそんなに若くないことも判明して、改めて6才となった。
そして13年の月日が流れ……立派なご長寿犬となりました!偉い!
4年前、散歩中に初めて転ぶ姿をみて、身体的な老いを実感した飼い主。
トイレに間に合わないことが増えてきたので、オムツを使い始めた。
その後、体調を崩す事があり、暑い夏を越えられるのか、寒い冬を越えられるのかと日々を乗り越えてきた。
今は目も耳も不自由で、名前を呼んでも、尻尾を振って近くに来ることはない。一日の大半を寝て過ごし、排泄の時は起きる。偉い!
目が覚めたら、活動の時間なので、お水とご飯の時間である。
とてもグルメで、好きな時に食べたいものを食べる。食べるの偉い!
天気がよければ、抱っこで外にでて、クンクン鼻をあげて臭いを感じる。気が向けは、少し歩いてみる。歩くの偉い!
部屋では、サークルの中から出て家の中の匂いをチェックする。
疲れたら、その場で寝るので、抱っこするよ~と体を少し触って合図してから、ベッドに移動する。
びっくりして怒るときもあるけれど、怒るのも偉い!
若くて元気な頃よりも出来ないことが増えているのに、「偉い!」が増えてきている。
精一杯生きるって、そういうことなんだと気付かせてくれる。
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