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骨の髄から、マジメ枠

生まれてこのかた、どこに行っても「マジメ枠」にすぽっと収まってきました。出来なくも出来すぎもせず、情緒面も手がかからず、ウェーイなノリは一歩引いて眺め、臨機応変な動きや受け答えが苦手で、中高時代は「おかーさん」、大学時代は「お嬢」のち「貴婦人」の称号を拝受。学校でもバイト先でも会社でも、ひよこの母としてご近所でも、自然とその枠にハマってしまうのが、超絶コンプレックスでした。もっと粋に振る舞いたいのに。

先日、骨格&パーソナルカラー診断というのを受けてきました。どんな色・カタチのスーツが似合うのかを診てもらおうと思って。だいたい、そういうのを診てもらおうというあたりが「マジメか!」ではあるのですけど、図らずも、長年巻き続けて毛糸玉のようになったコンプレックスの塊まで、するするーっとほどけました。なーるーほーどーね!!!って。

わたしは、幼稚園の頃から母に言われ続けてきた「あんたは決して器量よしじゃないし、華も愛嬌もないけど、至極まともそうに見えるのがいい」な地味な顔立ちだけじゃなくて、からだの骨格レベルでマジメさを放っているそうです。

人は、自分が理解したいように理解します。言動や服装とともに「人は見た目が9割」の「9割」を成す「パッと見の第一印象」は、持って生まれた骨格と肌質(色味)が大きな要素なんですって。骨格×肌質の組み合わせで、第一印象 = 周囲が無意識に期待するキャラクターがパターン化されるとのこと。だから、第一印象に沿った服装(スタイル・色づかい)をするのが「似合う」し、魅力的に見えるポイントですよ、というのが、骨格診断やパーソナルカラー診断の考え方です。言動もしかり。

腹に落ちたというか、肝が据わったというか。わざわざ似合わないモノ・コトに取り組むことないですよね。これからは、「自分、マジメですから」「(服も髪も)アレンジしないのは、ホネ的に似合わないからですから」とドヤ顔で生きていこうと思います。マジメがハマるのも、1つの才能。

人間の脳は「いま目で見ていること」だけを理解しようとし、それ以外を「ノイズ」として無視する。

西脇資哲「プレゼンは『目線』で決まる」

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