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【選挙ウォッチャー】 東京都議選2021・墨田区選挙区レポート。

6月25日告示、7月4日投開票の東京都議選。墨田区は「定数3」となっており、何と言っても注目は、僕が大ファンである成清梨沙子さんが勝てるのかどうか。当初は、都民ファーストの会が大苦戦するのではないかと思われていたので、成清梨沙子さんでさえ、当落線上ギリギリの戦いになるのではないかと見られていました。9日間の途中で会ってしまうと、成清梨沙子さんに会えた満足感から、その先の選挙がどうでもよくなってしまうかもしれないということで、超過酷な9日間の取材ラッシュの最後の最後に取材するように設定。全40選挙区の取材がすべて終わったら、でっかいご褒美が待っているという感じで、「取材のゴール」になっていたのですが、すべての取材が終わり、いよいよ成清梨沙子さんに会えるという段階で、緊張のせいか、猛烈にウンコがしたくなり、「ミスタードーナツ」に駆け込んでしまったせいで、東向島駅で行われる最後の街頭演説に間に合わなくなってしまうという悲劇。もう会えないかと思ったのですが、安西先生の「諦めたらそこで試合終了ですよ」の言葉を思い出し、最後の最後にダメ元で選挙事務所に行って、ご覧のサムネイルをゲットすることができたわけなのですが、そこに至るまでには数々のドラマがありますので、レポートでじっくりお伝えします。

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成清 梨沙子 31 現 都民ファーストの会(都会財政委員)
加藤 雅之  56 現 公明党(都会財政委員長)
川松 真一朗 40 現 自民党(党都青年部長)<ポ>
桜井 浩之  55 元 自民党(都会党政策参与)<ポ>
伊藤 大気  42 新 共産党(党都委員)
大沢 昇   56 元 国民民主党(元都会議運委長)

自民党が2議席奪還を目指してきた墨田区ですが、実は、地味に注目したいのが「国民民主党」です。ここには共産党との選挙協力により、立憲民主党の候補者が存在せず、その代わりに国民民主党の候補が出ていました。大沢昇さんは都議3期の実績のある元職で、けっして弱い候補とは言えないはずですが、どこまで票を取るのか。この得票数が、衆院選の国民民主党の行方を占います。


■ 加藤雅之候補の主張

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墨田区には、公明党の現職・加藤雅之さんが立候補してきました。ビジュアルからして完全に公明党なんですが、一応、新型コロナウイルス対策では合計49回・397項目の緊急要望を小池百合子都知事らに提出し、次々に実現していったことになっています。それだけ提出して、今、この悲惨な状況になっているのですから、ドヤれることが何もないと思うのですが、これでいて「ダントツの実績」というハンコが押されているのが加藤雅之さんだということです。

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公明党の新型コロナウイルスのスタンスは、自民党とまったく同じで、ワクチン戦略一辺倒です。自民党もアホですが、サポートする公明党もアホなんですから、悲惨な日本の現実を物語っていますが、選挙公報を見ても、ワクチンがどれだけ加速できたのかという話にしかなっていません。デルタ株においては、ワクチンもそこそこは有効ですが、ワクチン以外の戦略も取らないと終息させられません。


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