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【選挙ウォッチャー】 衆院選2021・香川1区レポート。

大変お待たせいたしました。このレポートが出るのを待ちに待っていた人も少なくないのではないでしょうか。あろうことか「ワニパイセン」こと平井卓也先生が落選した伝説の選挙区「香川1区」のレポートです。10月19日公示、10月31日投開票で行われた衆院選。この「香川1区」は、神奈川13区、東京8区などと並び、最も面白い結果になった選挙区の一つではないかと思います。まさか「ワニ」が食われる事態となり、日本中に衝撃が走ったのですが、僕はこうなってしまうことを選挙を見た瞬間に悟って帰ってまいりました。

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平井 卓也 63 現 自民党
小川 淳也 50 現 立憲民主党
町川 順子 62 新 日本維新の会

今回の衆院選では、非常に多くの文化人たちが「香川1区」にベタ付きしていました。なんてったって、夕暮れの住宅街に漂うカレーの匂いぐらい、美味しそうなニオイがプンプンしていたのです。12日間にわたって追いかけていたら、さぞかし面白かったのではないかと思わずにはいられません。しかし、僕は「選挙ウォッチャー」ですから、香川1区の滞在時間は非常に短く、その短い時間で戦況を掴み、こうしてレポートをお届けしなければならないのです。美味しいカレーを3口くらい食べて、さっそく次の店に飛び出していくような感じです。でも、僕の中では十分面白い取材ができたと思います。


■ 町川順子候補の主張

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今回の衆院選は、実質的に「平井卓也vs小川淳也」という構図なので、香川1区のドキュメンタリーでも、ほとんど無視された存在になっているのではないかと思いますが、実は、この「香川1区」を地味に盛り上げてくれたのは、日本維新の会の町川順子さんです。「日本維新の会」から立候補しているので、実際には小川淳也さんではなく「ワニパイセン」こと平井卓也さんの票を削る存在にもかかわらず、玉木雄一郎さんの元秘書だったという経歴もあって、自分の票を削られたらどうしようという不安があったのだと思います。小川淳也さんは「立候補しないでほしい」と直談判に行き、町川順子さんの実家まで訪ねたと言います。この情報を嗅ぎつけた維新は、さっそく音喜多駿が動き、「出ようか、出ないか、どうしようっかなー!」なんつって、アホの小川淳也さんを呼び出し、ホイホイと現れた小川淳也さんを見ながら「こいつ、本当に来たよ、プギャー!」という感じでネットに拡散したのでした。呼び出されてホイホイ言ってしまう小川淳也さんが一番のマヌケだし、音喜多駿のウンコトラップに引っかかるなんて末代までの恥なので切腹した方がいいのですが、そうは言っても、やっぱり音喜多駿は人間性が最低最悪だと思いました。相変わらずの音喜多駿です。こいつはマジで地獄に落ちると思います。

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僕の中で「音喜多駿の人間性」というのは、何度怒られてもコロナ禍で飲み歩く「石田純一の人間性」と似たようなものだと思っているので、いくら注意しても治るものではなく、音喜多駿が心の靴下を履く日は一生来ないと思っていますけれども、話を戻して、町川順子さんです。ポスターを貼っていない掲示板もあったぐらいなので、勝つか負けるかの戦いになっていないことは明らかなのですが、ワンチャン、四国の比例ブロックで1議席を獲得するための作戦だったのではないかと思っています。そんな候補なので、キーパーソンである町川順子さんに出会うのはほぼ不可能だと思ったのに、「選挙ウォッチャー」になるために生まれてきた男、神に選ばれし僕は、偶然にも町川順子さんに遭遇してしまいました。

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日本維新の会の候補なのに、まさかのレインボーを採用しているため、まったく維新っぽくありません。僕の中の維新のイメージカラーは、濃いこげ茶色、まさに「イソジンカラー」なのですが、これだとLGBTの方々を尊重することになるのですが、日本維新の会は「多様性」に賛成だったのでしょうか。それとも、ただの虹デザインでしょうか。

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町川順子さんは、まさかの「箱乗り」でした。最近は、これをやる人も少なくなってきたのですが、鈴木宗男先生が所属している日本維新の会では「箱乗り」が伝統芸です。メンタルにガッツリと「維新スピリッツ」なるものが入っていますので、こりゃあ小川淳也さんがお願いに行ったところで立候補を取りやめるわけがありません。

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香川2区のレポートで詳しく説明しますが、日本維新の会は「四国」でも比例ブロックで1議席を獲得しました。惜敗率で徳島1区から立候補した吉田知代さんが上回ったため、町川順子さんは当選できませんでしたが、ワンチャン、当選する確率はあったと考えられます。また、徳島1区や香川1区で立候補して宣伝した影響も多少はあったのだと思いますが、町川順子さんが維新の躍進に多少なりとも貢献したと考えられます。


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