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【選挙ウォッチャー】 宮城県議選2019・泉区レポート。

いよいよ今日で宮城県議選のレポートは最終章。今日は仙台市泉区のレポートをお届けします。泉区の定数は5なのですが、ここには6人が立候補し、1人だけが落選する選挙でした。ポンコツっぽい候補はおらず、どの候補も政党に所属しており、それなりにハイレベルな戦いになることが予想されています。泉区も「宮城2区」であり、ここは4年前に鎌田さゆりさんが県議として立候補した場所。当時は立憲民主党ではなく、無所属の議員でした。その鎌田さゆりさんの地盤で立候補したのが、8人のママをしている小畑仁子さんです。彼女は石垣のりこさんのボランティアに来ていたそうですが、鎌田さゆりさんと話をするうちに、自分も政治家を目指そうと思ったという女性です。完全に鎌田さゆりさんのDNAを引き継いでいる女性であり、面白い選挙になっています。

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4年前は定数5に対して10人が立候補する大激戦だったエリアであり、今年が1人しか落選しないというのは意外です。そんな中で、鎌田さゆりさんはトップ当選を果たしているわけですが、街の人たちが鎌田さゆりさんを支持している理由は、やはり鎌田さゆりさんの人柄にあるのでしょう。大街宣の演説を聴いて以来、すっかり魅了されている僕ですが、ここは鎌田さゆりさんの地盤だけに、票の流れをしっかり分析しておきたいところです。


■ 宮城県議選の投票率は過去最低

今年の宮城県議選の投票率は、過去最低となる34.80%でした。これまでの過去最低は2015年の40.03%だったので、これを大きく下回ったことになります。投票率が過去最低になってしまった原因の一つには、台風19号で被害を受けた地域があったため、人々の意識が投票より復旧・復興に行ってしまったこと。これまで共産党に投票していた人たちが高齢化によって投票に行かなくなってしまったことなどが挙げられると思います。復旧や復興、河川の整備などを本気で考えるのであれば、県議選に投票に行くことが何より大切だということに気付かされるはずなのですが、人々は圧倒的に政治に期待していないということになります。


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