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【選挙ウォッチャー】 政治家女子48党・動向チェック(#15)。

 いよいよ「政治家女子48党」が終わりに突き進んでいます。
 というのも、とうとう「政治家女子48党」の銀行口座が差し押さえられたといい、党の職員らに給料が支払えなくなるなどの影響が出始めているからです。
 先日、スクープ記事として、党の口座が差し押さえられ、政党交付金からダイレクトに借金返済に充てられることになった場合、とんでもない事態に陥ってしまうことをお届けしました。

 しかも、それは早い者勝ちであり、債権者たちにフガフガしている時間がないことをお伝えしたばかりです。そのため、早くも党の口座をガッツリとロックされる状態になり、党を運営していく上で必要不可欠なお金がなくなり、党の活動そのものが止まるという現象が起こるようになりました。
 今日は、尊師・立花孝志が慌てて動画を出し、債権者たちを束ね、立花孝志が差し押さえの競争に参入しようとしていることが明らかになりましたので、このあたりを解説しますが、自称「法律のプロ」であり、誰より法律の知識を持っているとアピールする尊師・立花孝志が、ズブの素人であることを証明したいと思います。立花孝志には、党の口座を差し押さえることができません。


■ 債権者は立花孝志に乗ってはいけない

債権者たちに委任状を送りつけ、資金を確保しようとする立花孝志(引用元リンク

 尊師・立花孝志は5日、緊急で動画を回し、債権者たちに委任状を送りつけ、自分と一緒に裁判を起こし、「政治家女子48党」の資金を差し押さえるために動こうとしていたことが明らかになりました。
 しかし、先日のスクープ記事を読んでいただいたら分かるように、もし本当に借金を返済してもらいたいのであれば、尊師・立花孝志の話に乗ってはいけません。というのも、尊師・立花孝志にお金が行ってしまっては、ますます借金を返してもらえなくなってしまうからです。

 しかも、もし尊師・立花孝志が本当に差し押さえをしようと思った場合には、仮差し押さえするための保証金が必要になり、それなりの金額を預けなければなりません。尊師・立花孝志の説明では、ひとまず5億円を差し押さえようとしていますので、そのためにはケースにもよりますが、3億5000万円ほどのお金を必要になるのではないかと思われ、そんなお金が手元にあるのなら、最初から取り付け騒ぎなんぞ起こっていないという話になります。
 つまり、尊師・立花孝志は「法律のプロ」でありながら、差し押さえるために必要なことすら理解をしていないし、もしかするとこの後、裁判に必要な費用を集めようとするかもしれません。しかし、尊師・立花孝志が訴えてしまうと、果たして「その裁判で勝てるのか」という別の問題も発生してしまうので、債権者はこんなものに付き合っている場合ではないということだけは、言っておきたいと思います。

アホなので青のレターパックで債権者に委任状を送る尊師・立花孝志(引用元リンク

 めちゃくちゃ細かい話ですが、尊師・立花孝志は「無能」です。
 多くのN国信者が、いまだに「立花孝志は天才!」だと信じ込んでいますが、極めて「無能」と言わざるを得ません。債権の差し押さえ競争が起ころうとしていて、非常にのっぴきならない状況にであるにもかかわらず、立花孝志は債権者たちに「青のレターパック」で委任状を送っていました。人の能力というのは、こういう細かいディテールに表れるもので、こういう緊急事態で「青のレターパック」を使う奴は、仕事ができません。
 これまでN国信者に仕事ができた試しがないので、今さら指摘する話でもないのかもしれませんが、レターパックには「青」「赤」があり、青のレターパックは370円で郵便受けに投函されるだけですが、赤のレターパックは520円で対面で渡されます。「赤」「速達扱い」なので、これほど時間的な猶予がない時には「赤のレターパック」を使うのが一般的だと思いますが、1日でも2日でも早くなければならない時に「余裕の青」だったのです。アホです。


■ 尊師・立花孝志の無責任な皮算用

尊師・立花孝志は無責任な皮算用をかましている(引用元リンク

 尊師・立花孝志は、めちゃくちゃ無責任な皮算用をかましています。
 というのも、立花孝志の解説動画は収入の話ばかりで、肝心の「支出」の話をまったくしないからです。口座を差し押さえるということは、ロックをするだけで、党のお金が右にも左にも動かなくなるということを意味しています。そうすると、今、起こっていることがそれを示していますが、党の運営が何もできなくなるということになります。
 尊師・立花孝志が支払わなければならないのは、党の職員に対する給料はもちろんのこと、コールセンターで働くアホや動画を撮影しているアホの給料、選挙に立候補する女性たちの供託金、選挙にかかる諸々の実費など、多岐にわたります。
 そもそも各地方選に立候補するためには30万円の供託金が必要になりますが、4月23日の統一地方選では39人が立候補します。このうち1人は町村からの立候補なので供託金が15万円だとして、少なくとも1155万円を用意しなければなりません。

 供託金を既に納めているのか、それとも、これから納めるのかは定かではありませんが、既に納めているのだとすれば、今すぐ立候補を取りやめ、1155万円を債権者に返済した方がいいですし、これから納めるのだとすれば、そのお金を支払う能力があるのかということになります。
 こうしたことについての誠意ある対応がなされず、いまだ「立花孝志ほどお金にクリーンな政治家はいない」とホザいているアホのN国信者は、脳味噌に糞が詰まっているとしか言いようがありません。


■ 立花孝志が最も恐れる「破産申し立て」

 いよいよ取り付け騒ぎが起こり、党の口座がロックされてしまったとなると、尊師・立花孝志が最も恐れる「債権者による破産申し立て」という新たなフェーズに突入することになります。
 ここまで来ると、いよいよ「破産申し立て」が行われても、すんなり認められてしまうのではないかと考えられますが、これは尊師・立花孝志にとっては最悪の展開であり、「懲役2年6ヶ月・執行猶予4年」というお弁当を持っている立花孝志は、ブタ箱に向かって一直線です。昔から「ゴミはゴミ箱、ブタはブタ箱」と言われますが、尊師・立花孝志の悪事がめくられ、東谷義和のスキャンダル暴露以上の破壊力を持ちます。

 尊師・立花孝志のデタラメなお金の流れについては、「『NHKから国民を守る党』とは何だったのか?」を読んでいただければ、これほどわかりやすく解説されたものはありませんが、これまでN国信者が「お金にクリーンな政党だ」と思ってきたものは嘘で、これほどお金に卑しい政党も珍しいくらいに、お金の流れはメチャクチャです。
 もし1人でも破産申し立てをする債権者がいた場合、債権者たちに均等に分配されることになるため、これまで指摘してきたような「早い者勝ち」という概念こそなくなりますが、「借金の返済のために政党交付金を使う」ということができませんので、総務省と破産管財人の間でどのようなやり取りになるかは不明ですが、政党交付金を財産として認められない可能性があるため、「政治家女子48党」が持っている財産からの差し押さえということになり、300人以上で分配した場合、数万円にも満たない金額しか戻ってこない可能性があり、債権者たちにとっては「得」とは言い難いところがあります。
 ただし、破産管財人が入ることによって、第三者による財政チェックが行われることになり、尊師・立花孝志の刑事責任が追及される可能性は非常に高くなるのではないかと考えます。なにしろ、借金をしたお金がことごとく立花孝志の遊興費に消えており、「これは一体、どういうことなのか?」と問われた時に、まともな説明ができるとは思えないからです。また、かねてから本で指摘しているように「出資法違反」が現実味を帯びてまいりますので、「『NHKから国民を守る党』とは何だったのか?」「予言の書」と言われているように、尊師・立花孝志がやってきたことの代償がすべて振りかかるのではないかと思うのです。


■ 政治家女子48党の再建は不可能

「政治家女子48党」の再建を目指そうとしている様子の大津綾香党首

 国政政党「政治家女子48党」は、再建できるのか。
 もし立て直すのだとすると、やれることはたったの1つ。改めて、政党に寄付を募り、その寄付のお金をもって債権者に返済をする。これしか道がありません。
 尊師・立花孝志はアホなので、政党交付金をそのまま借金の返済に使う話をしていましたが、もし大津綾香党首が法律を守るのであれば、立花孝志のアホアホロジックは使えませんので、自分たちで10億円以上稼ぐ方法を考えなければなりません。党には売れるものが何もないので、寄付を募るしか方法がありません。
 しかし、既にデフォルトを起こしている反社会的カルト団体である「政治家女子48党」に改めてお金を寄付しようという人がそんなに多いとは思えないため、10億円を集めることは不可能。また、きょうび「政治家女子48党」を支持している人たちは、立花孝志によって集められた「知性の欠片もない人たち」です。今、大津綾香党首がやっている動きには知性が感じられるため、これまで集まってきたアホは離れ、逆に、少しでも知性のある人たちは、これまでの「反社政党」としての実績を重く考え、支持してくれる人はほとんどいないという状態に陥ります。
 簡単に言うと、どうして「旧NHK党」を支持していたのかと言えば、ちゃんとしていない政党だからで、この政党がちゃんとしてしまうと、アホの皆さんが好きな政党ではなくなってしまうということです。ここに最大のジレンマがあり、ちゃんとすればちゃんとするほど支持が離れるという現象が起こってしまい、「再建はできない」が結論になります。
 今日の10時から記者会見が弁護士同伴で記者会見が行われ、午後3時からは党の記者会見が行われるそうですが、ここに「企業再生のプロ」「選挙コンサルタント」を同席させるとしています。しかし、政党の経営再建は企業とは明らかに性質が異なり、どんな会社を立て直すことができるプロでも難しいと思われ、「選挙コンサルタント」という意味では、僕ほど日本全国の選挙を見ている男はいませんが、「もはや戦略でどうにかなる領域を超えている」と言えます。簡単に言うと、「選挙コンサルタントが超一流であれば、共産党が与党になれるか」という話です。「共産党が与党になる」というのは理論上はあり得ますが、実際には起こり得ないのと同じで、「政治家女子48党」が立花孝志を超えるほどの支持者を集められるかと言われると、それは立花孝志にしかできないということになります。
 こう書いてしまうと、まるで立花孝志が天才のように思えるかもしれませんが、実際はその逆で、立花孝志ほどの「バカ」が政治家になるということは極めてレアなことであり、バカにチャンネルが合ってしまう人たちを集めると2%ぐらいにはなるのですが、少しでも賢いことをするとチャンネルが合わなくなってしまうので、バカであり続けなければならず、こんな仕組みを理解できている選挙コンサルタントは、おそらくこの世に存在しないのではないかと考えるからです。堂々と躊躇なく犯罪ができるレベルのバカというのは、そう滅多にいるものではないということです。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

「立花孝志被害者の会」で選挙ウォッチャーちだいに連帯を求める黒川敦彦

 黒川敦彦が「立花孝志被害者の会」なるものを立ち上げ、その看板として選挙ウォッチャーちだいとの連帯を求めているという話ですが、僕が黒川敦彦と連帯することはありません。黒川敦彦率いる「つばさの党」もまた、旧NHK党(政治家女子48党)と同レベルの「社会的害悪」と言える政治団体だからです。
 これまで立花孝志やN国信者から数々の物理攻撃を受けてきたことは事実ですが、だからと言って、黒川敦彦の「デモ暮らし」の片棒を担ぐようなことはありません。こちらは淡々と起こっている事実を発信し続け、より多くの有権者の方々に「こんな政党に投票してはいけない」と言うことを知ってもらうだけです。

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