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【選挙ウォッチャー】北区長選2019・分析レポート。

今回の統一地方選では、いろいろなところで区長選が行われましたが、その中で最も注目度が高かったのは「北区」だったと思います。これは統一地方選のメインディッシュ的存在のレポートで、本当はもう少し早く出したかったのですが、かなり気合いを入れて書かなければならないカロリー高めのレポートだということもあって、このレポートがリリースされるまでに1年以上かかってしまいました。

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花川 與惣太 84 現 自民・公明推薦
川和田 博  65 新 無所属
音喜多 駿  35 新 あたらしい党代表

現職の花川與惣太さんは、御年84歳。僕が知る限りの最高齢の区長候補であり、そこに35歳の音喜多駿さんが挑んできたわけですから、それだけでかなりのインパクトです。音喜多駿さんは、かなり綿密にリサーチをかけて勝負に挑んできたとされ、データの上では勝利を確信していたものと思われます。実は、僕も音喜多駿さんが北区長になってしまうことを想定していたので、84歳の現職に負けたというのは、ある意味で衝撃的でした。


■ 川和田博候補の主張

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強烈な個性を誇る2人の候補者の陰に隠れてしまいましたが、川和田博さんという共産党出身の候補者が立候補していたので、一応、チェックしておきたいと思います。「市民の共同候補」「国保料は引き下げ」などのキャッチフレーズを見れば、いくら無所属と言っても、共産党系であることは分かると思います。北区をどうするかという話よりも「消費税10%は中止」などと言っていますので、ただ共産党の主張を述べたいだけの候補だとみなされると思います。地元の民商の事務局長をしていて、2015年の北区長選にも立候補して、全然通用せずに敗れています。4年後も出てくるのでしょうか。


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