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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#379)。

 1月6日、今年初となるNHK党の定例記者会見があり、新年一発目ということで各社報道陣が集まり、新年の抱負と東谷義和の帰国スケジュールを質問していました。
 この記者会見で、尊師・立花孝志は「少なくとも2月中に帰ってこないと逮捕される」と発言。これが海外逃亡中の東谷義和のメンタルを揺さぶる発言になったことは容易に想像でき、その前の平沢勝栄先生と青汁王子の動画も見ていると思うので、お手手に鉄製のアクセサリーがつくかもしれないことを何より嫌う東谷義和は、頭の中をグルグルさせていることでしょう。新年早々から、けっこう面白い展開です。


■ 令和3年分「つばさの党」政治資金収支報告書

 いよいよ本日のメインディッシュです。
 今年から運気がダダ下がり、何をやってもうまくいかない人間になってしまった黒川敦彦率いる「つばさの党」の令和4年度公表(令和3年分)の政治資金収支報告書が発表されておりますので、さっそく見ていくことにしましょう。

令和3年分「つばさの党」政治資金収支報告書・1ページ(引用元リンク)

 来年の統一地方選で、1人も候補者を擁立できなくなっている「つばさの党」は、代表の黒川敦彦、同棲している朝霞市議の外山麻貴、幹事長の根本良輔、事務局長の落合均の4人しかおらず、党員は根本良輔の嫁である斉藤ゆりだけです。たった5人だけの小規模なカルト政治団体です。
 根本良輔の嫁である斉藤ゆりは、「政治家女子48党」から新宿区議選に立候補しますが、当選する確率は極めて低いため、党勢が拡大する可能性はほとんどなくなりました。
 どうやら黒川敦彦は、「党勢の拡大」には興味がないようで、それよりもデモや集会を開き、そのたびにカンパなどを受け付け、それで騒ぎながらメシを食う集団でありたいようです。なので、政治団体というよりは「迷惑系YouTuber」として考えるべきでしょう。
 今年は、会計責任者が須崎友康から根本良輔になり、事務責任者は落合均となっています。

令和3年分「つばさの党」政治資金収支報告書・2ページ(引用元リンク)

 令和3年分の「つばさの党」は、収入が2715万円、支出が1922万円となっており、828万円の繰越金があります。つまり、党には828万円の貯金があると言っていい状態です。
 収入を見てみると、その前の年に「オリーブの木」から寄付された952万円があり、今年の収入が1799万円で、そのうち1129万円が寄付になり、その他に落合均らが総額670万円を貸し付けています。つまり、収入の37%が「借金」ということになります。

令和3年分「つばさの党」政治資金収支報告書・3ページ(引用元リンク)

 こんな政治団体に金を貸す奴も金を貸す奴だと思いますが、総額で670万円もお金を貸すアホがいました。なお、そのうちの200万円は事務局長の落合均なので、実際には470万円です。

令和3年分「つばさの党」政治資金収支報告書・4ページ(引用元リンク)
令和3年分「つばさの党」政治資金収支報告書・5ページ(引用元リンク)

 それより深刻なのは、黒川敦彦のような男に1129万円も寄付が集まっているということです。しかも、100万円や50万円といった単位で寄付をする人もいて、あとで後悔すること間違いなしです。

令和3年分「つばさの党」政治資金収支報告書・6ページ(引用元リンク)

 大変面白いのは、ここからです。
 まず「つばさの党」は、525万円の広告宣伝費を黒川敦彦の母親が代表名義の会社に流しています。さらに、470万円を黒川敦彦や根本良輔のギャラとして支払っています。
 一応、「つばさの党」から個人や団体への寄付はなく、その他の経費なるもので1839万円を計上しています。「その他の経費」があまりに多すぎて、これはこれで情報開示請求の対象にしても良いような気がします。

令和3年分「つばさの党」政治資金収支報告書・7ページ(引用元リンク)
令和3年分「つばさの党」政治資金収支報告書・8ページ(引用元リンク)
令和3年分「つばさの党」政治資金収支報告書・9ページ(引用元リンク)

 現在、「つばさの党」が事務所として使っている千代田区隼町の物件の家賃は13万円(途中から13万2000円に値上がりした模様)で、「つばさの党」「合同会社オリーブの木」などと折半で払っていることになっているようです。

令和3年分「つばさの党」政治資金収支報告書・10ページ(引用元リンク)
令和3年分「つばさの党」政治資金収支報告書・11ページ(引用元リンク)

 このポイントは、既に社会活動団体「荻津組」が指摘していますが、この政治資金収支報告書を見ると、「つばさの党」から「NHK党」に対して供託金の支払いがなされていますが、NHK党の政治資金収支報告書を見てみると、あくまで黒川敦彦が個人で払ったことになっています。

令和3年度・政治資金収支報告書(23ページ)[引用元リンク]

 これは「NHK党」の政治資金収支報告書ですが、住所を見ると、埼玉県朝霞市となっていて、これは外山麻貴の自宅の住所と同じではないかと思われます。つまり、「つばさの党」という政治団体からの支出ではないことになっており、どれだけ杜撰な報告書になっているのかが分かります。

令和3年分「つばさの党」政治資金収支報告書・12ページ(引用元リンク)

 1月から3月までは、黒川敦彦の母親名義の会社に70万円が支払われており、4月からは35万円に減額されたようですが、少なくとも毎月35万円が会社に流れ、この会社が何かをしている様子はありませんので、そのまま黒川敦彦の収入になっているのではないかと考えられます。会社としてどのような税務処理が行われているのかが非常に気になります。
 YouTube動画の更新が主たる業務となっているようなので、生活にかかる費用をすべて「経費」としているのでしょうか。

令和3年分「つばさの党」政治資金収支報告書・13ページ(引用元リンク)

 黒川敦彦の会社に毎月35万円、黒川敦彦自身に毎月35万円が支払われているため、実は、黒川敦彦自身には、それなりに収入があるはずです。というのも、実質的に月70万円=年収840万円となり、家は外山麻貴と住んでいるし、陰謀論を振りまくこと以外に趣味もなさそうだし、特に贅沢なメシを食っていそうなわけでもありません。一体、どこにお金が消えているのかは非常に謎です。
 ところで、毎月35万円が黒川敦彦個人に支払われているのであれば、借金の返済は十分に可能です。少なくとも毎月20万円ぐらいは余裕で返せるのではないでしょうか。

令和3年分「つばさの党」政治資金収支報告書・14ページ(引用元リンク)

 根本良輔には8月から毎月10万円の活動費が支払われています。果たして、10万円分の仕事をしているのかは不明ですが、お金を貸して黒川敦彦と迷惑行為に明け暮れる落合均と、お金をもらって迷惑行為に明け暮れる根本良輔に差を感じます。

令和3年分「つばさの党」政治資金収支報告書・15ページ(引用元リンク)
令和3年分「つばさの党」政治資金収支報告書・16ページ(引用元リンク)

 こうやって見てみると、どうやら落合均は「つばさの党」の事務局長をほぼ無給でやり、時には黒川敦彦にお金を貸すぐらいの余裕があるようで、こいつが一番脳味噌をヤッているのではないかと思わず

令和3年分「つばさの党」政治資金収支報告書・17ページ(引用元リンク)

 政治団体を解散させる時だけ署名をする欄に、ガッツリと署名をかましてしまうアホの黒川敦彦。そのまま解散した方が良かったのではないかと思いますが、「つばさの党」の政治資金収支報告書は、永久に監視対象となります。

令和3年分「つばさの党」政治資金収支報告書・18ページ(引用元リンク)
令和3年分「つばさの党」政治資金収支報告書・19ページ(引用元リンク)

 ということで、この政治資金収支報告書から分かったことは、NHK党は令和3年12月に政党交付金を受け取っており、「諸派党構想」に参加している「つばさの党」は、その分け前を受け取ることになっているはずでしたが、そのお金は令和3年には支払われていないようだということです。
 令和4年になると、「諸派党構想」の分け前がもらえるはずで、NHK党は年間で総額2340万9408円を支払わなければならない約束がになっています。その上で、黒川敦彦には年間420万9696円、月額35万0808円が支給されるはずです。
 それなりにお金があるはずなのに、まったくお金を返さない黒川敦彦。やっぱり耳元で「金返せ~!」と囁いてやるのが一番良いでしょう。耳から離れずに夢に出てくるまでやりましょう。


■ 「神」の話を語るようになった黒川敦彦

最近は宗教色を強めており、将来的に新興宗教を始める可能性がある黒川敦彦(引用元リンク

 もはや「参政党」の吉野敏明のことを何も揶揄できないのですが、黒川敦彦自身も「神」について語っています。政治の道が頓挫した時に、黒川敦彦は「新興宗教」を始めるのではないかと考えていて、そうなった時には、いよいよ「町のクリニック」である僕の手には負えず、「藤倉病院」を紹介することになるのですが、既に現段階で、それくらいの領域に入っていることはお伝えしておかなければなりません。
 初詣が「平将門の首塚」だった黒川敦彦ですが、「神を信仰している」と語り出した黒川敦彦は、今回も沖縄の「斎場御嶽(せーふぁうたき)に行った時に、なぜか『ピープルパワーTV』を始めようという気になった」というクソどうでもいい話をして、まるで神に導かれているかのような振る舞いを始めています。これからますますスピリチュアルな方向に話が進んでいくと思いますので、しばらく様子を見ます。ちなみに、平将門や斎場御嶽を信じるなら、創価学会のことも信じて、ちゃんと南無南無しなければいけないと思います。


■ 政治家女子48党の話題で数字が取れない

 今年4月の統一地方選で、尊師・立花孝志は「政治家女子48党」なるものを仕掛けてくるわけですが、間違いなく鬼スベリをして、まったく選挙に通らないものと思われます。
 というのも、尊師の動画を熱心に見る「N国信者」でさえも、「政治家女子48党」の話題で最もアクセスを稼いだのは、意見を申してきた生意気な女子アナを叩いた時だけで、この話題では2万PVを超えない時があり、3万PVを超えたこともありません。尊師の飼っている犬レベルの数字です。

 こうなると「政治家女子48党」が当選する可能性は極めて低く、「NHK党から立候補する人の票を喰ってしまうのではないか」という心配がなくなります。そのため、統一地方選では「NHK党の現職」を中心に落選運動していくことが大切になると思います。結局、「NHK党」の方が数字を取るということです。
 3月に入りましたら、統一地方選の事前取材を兼ね、各地で「NHK党に投票してはいけない」というキャンペーンを張りたいと思います。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

 これからの「NHK党」の話題と言えば、通常国会が始まり、東谷義和が帰ってくるのかどうかという一点に尽きると思います。東谷義和の動きについては、逐一、「チダイズム新聞・電子版」のサイトで速報としてお届けしますので、よっぽど面白いことがない限り、noteにはまとめないことにします。
 1月13日に「政治家女子48党」のお披露目があると言いますが、発表された候補たちがどんな人間なのかは、改めて「N国マガジン・1月号」の中で記事にします。なので、今回の「N国マガジン・1月号」は、トータルで7~8本になりますが、お得になるということで良いのではないかと思います。
 また、1月15日に黒川敦彦が「あたこく」と略している「あたおか」の間違いではないかという創価学会前での抗議デモがあるそうですが、さっそく1月16日に無料記事にて公開しようと思っていますので、皆さんに黒川敦彦や長井秀和、大川宏洋がどんな人物なのかをご覧いただければと思っております。いずれ週刊誌に藤倉善郎総裁の記事が出るとは思いますが、こちらでは速報をお届けします。あと、1月29日の沖縄には行きません。

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