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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#351)。

 いよいよ9月に入り、ガーシー参議院議員の有料オンラインサロンの無料視聴期間が終了。ここまでの無料期間でショボいネタしか出せなかったこともあり、支持者が急速に離れています。こうしている間にも週刊誌の「週刊文春」「週刊新潮」は順調にスクープ砲を炸裂させており、クレジットカード情報が流出するリスクまで背負って、脂ぎった中二病こじらせオジサンのサロンに月額3980円も払う価値があるのか。今になって「ハッ!」と気付く人がチラホラ見られるようになり、オワコン化がどんどん進んでいます。もう飽きられてきていると言えるかもしれません。


■ カードの取り扱い説明がおかしい「ガシル」

 かねてから東谷義和のオンラインサロン「GASYLE」には、不自然な点が多すぎると指摘しておりますが、特にクレジットカードの取り扱いについては謎だらけです。
 先日、あまりに不安の声が多すぎるということで、システム担当者が直接説明をする動画をアップしていたのですが、聞けば聞くほど謎が深まってしまい、まったく合理性に欠ける話をしていました。結論としては、やはりまったく信用ならないので、登録する方々にはくれぐれも気を付けていただくしかありません。
 システム担当者の説明では、「GASYLE」に登録されたクレジットカード情報は、クレジットカード決済会社を通すために一度は預かるが、データを保有することはないという話でした。しかし、どんなに短期間であっても預かるということは「保有する」ということで、通常のオンラインサービスにおいて、そんな面倒臭い決済方法をすることは、まずあり得ません。
 これだけオンラインでいろいろな売買が成立しているので、顧客の個人情報が流出してしまう事故はたびたび起こります。しかし、いろんな個人情報の中でも「クレジットカード情報」が流出するかどうかで、世間からの信用は大きく変わってしまいます。もちろん、住所や氏名が流出するのもダメではあるけれど、住所や氏名が流出したからといって、ただちに金銭的な被害が発生するかと言ったら、そんなことはありません。しかし、クレジットカード情報が流出してしまうと、その瞬間によくわからない買い物をされてしまい、金銭的な被害が発生する可能性が出てしまいます。だから、クレジットカード情報の流出だけは、あらゆる個人情報の中で、最も避けなければならないものとなります。
 現代社会では、何でもだいたいクレジットカードで支払えるようになっています。Amazonのような大企業はもちろん、そこらへんの農家さんからクレジットカード決済で有機野菜を買うこともあるでしょう。Amazonとそこらへんの農家さんでは、ネットにかけられるセキュリティーの金額が全然違います。しかし、そこらへんの農家さんからクレジットカード決済で野菜を買っても、クレジットカード情報が流出するような事故に遭うことは滅多にありません。理由はすこぶる簡単で、農家さんはクレジットカード情報を持っていないからです。ですから、農家さんが怪しいアダルトサイトを見てしまい、うっかりコンピューターウイルスにやられて、野菜を買った人の住所や氏名、これまで大事に保存してきたエロ画像を盗まれたとしても、クレジットカード情報まで盗まれることはありません。家に泥棒が入っても、家に現金がなければ物理的に盗めないのと同じです。
 だいたいの大人はクレジットカードで買い物をしたことがあると思いますが、お店で買い物をする時だって、クレジットカードを差し込む端末を渡されて、暗証番号を自分で入力したりするように出来ていると思います。お店の人から「ちょっとクレジットカードの番号を教えてもらえます?」なんて質問をされたことはないはずですし、オンライン決済をする時にも、専用の決済ページが用意されているはずで、決済の時だけはクレジット決済会社と直接やり取りをすることで、店舗がそのデータを持たないようにするというのは、システムにおける基本中の基本です。
 そんな中、「ガシル」のシステム担当者は、デタラメのクレジットカード情報を入力しても入会できてしまうのはどうしてなのかという質問に「まだオーソリ(オーソリゼーション)を通していないからだ」と説明をしていました。しかし、お金を払えない奴は客ではありません。通常、この手の情報商材が「後払い」になることは考えられないので、月初めに決済をすることになるでしょう。わざわざ無料期間を設けているのは、その先に有料で会員になってくれる人を増やすためだと思いますが、その時から「オーソリ」をかけておかないと、いざ9月の本番を迎えてから「やっぱりクレジットカードが使えないので入会できませんでした」では、大幅に商機を逸することになります。先にクレジットカードが使えませんと言ってくれた方が、顧客の側も、お金を補充するなり、別のクレジットカードで申し込むなり、本格始動までに準備ができるというものです。
 だいたい、決済会社のシステムをそのまま使えば、決済会社が自動的にすべて引き受けてくれて、登録ボタンなり、購入ボタンを押した瞬間に勝手にオーソリがかかって、そのクレジットカードが使えるのかどうかを瞬時に判断して、ちゃんとお金を徴収してくれます。運営側が顧客のデータを決済会社にまとめて渡さなくても、顧客が決済会社と直接的にすべてをやってくれるので、「ガシル」の運営側は、決済会社からの入金を待つだけでOK。鼻クソをほじくりながらケツをかいて屁をこいて寝ているだけで、勝手にお金が入ってくるシステムになっているはずです。
 昔は店舗が顧客のクレジットカード情報を持つということがあったようなのですが、今は「API連携」をして、顧客情報とクレジットカード情報を分離して管理するのが一般的で、一時的に預かるというやり方をしているのは不自然です。
 そもそも決済会社にどのような形でクレジットカード情報を渡すつもりなのかは分かりませんが、一度預かったものを再度入力して決済するというのは単なる「手間」でしかなく、「システムが何のためにあるのか」という超絶根本的なことを言うのであれば、「手間を省くため」以外のナニモノでもないので、一度入力してもらったものを再度入力しなければならないようなアホアホシステムを作っているのだとすれば、「そのレベルの無能が国会をリモートにならないのはおかしいとか言っているんじゃねぇ!」という話でしかありません。そういった観点からしても、「ガシル」のクレジットカード情報の取り扱いの説明には不自然な点が多く、やはり信用には値しないと考えるのが一般的ではないかと思います。


■ ショボいネタが続くオワコン男

 先日、俳優の香川照之さんが銀座のクラブで、接客した女性に度が過ぎるセクハラ的なことをしたという話が週刊誌に報じられ、大きな話題となりました。香川照之さんはとても愛されている役者なので、ショックを受けた人も多いかもしれませんが、本来は「ガーシー」を名乗るオジサンが最初に暴露をすべきところを、週刊誌に先を越された形になっています。
 そして、週刊誌が報じた後になって、今さら「六本木界隈のお店ではすべて出禁になっている」と暴露。しかし、今回ばかりはさすがにハメを外し過ぎてしまったとはいえ、毎回、同じように遊んでいるとは限らず、本当に六本木で出禁になっているかどうかは、かなり怪しいです。というのも、香川照之さんは歌舞伎役者でもあり、市川海老蔵さんが西麻布のビルで半グレとモメてニュースになったことはありますが、六本木で遊んでいるイメージはなく、六本木で出禁になってるという話にはいまいち信憑性がありません。というか、そんな情報を持っているなら「週刊誌より早く出さんかい!」という話で、あとから真偽不明の情報を出されても、これが暴露なのかどうかは、かなり怪しいところです。

 もっと驚くべきは、全部で47個ある公約の暴露の「その1」が、以下のような内容でした。わざわざ47個ある公約の「その1」にしているぐらいですから、かなりの大爆弾ではないかと思ったのですが、これがまたとてつもないレベルの不発弾だったので、逆に驚かされています。

【1】沖縄・山本圭(引用
アミューズH、彼に僕は女性、彼女2人紹介しております。一人は一般人なので名前は伏せたいですが、もう一人はモデルのOです。この二人は長きにわたり、同棲をし、付き合っておりました。

 どうやら、このアミューズHというのは平岡祐太さんで、モデルのOというのは大石絵里さんだったようです。この2人が「同棲をして付き合っていた」という、「暴露」と呼ぶにはずいぶんとマイルドな話ですが、実は、この話が出てくるのは、ガーシーが初めてではありません。
 なんと、この二人の熱愛を最初に報じたのは「日刊スポーツ」で、2013年7月の出来事。当時の報道によれば、彼女が18歳になった2012年初め頃から交際がスタートし、大石絵里さんが平岡祐太さんの自宅を訪れており、デートやドライブをする姿がたびたび目撃されていて、「二人は結婚も視野に入れている」と話す関係者もいるとされていました。ですから、同棲していたとしても何ら不思議ではなく、今さら10年近く前の話を蒸し返して、いかにも「スクープ」かのようにホザいていたに過ぎません。
 はっきり言いますが、これではただの「芸能大好きゴシップおじさん」でしかありません。こんなクソ古いネタを、2022年の参院選の47都道府県の暴露の中の1つ目に持ってきている時点で、こいつが持っているネタはゴミみたいな古さに加え、憶測が混ざっていると言わざるを得ません。街の噂を拾ってきて、まるで「暴露」のように言っていますが、そんなことなら欠かさずに週刊誌を読んでいた方がよっぽど詳しくなれます。


■ 連日、ゴルフに明け暮れている立花孝志

この日もゴルフに行けるようになっているという党の車から撮影(引用元リンク

 これは「NHK党」の車だというが、中を見れば、常にゴルフクラブが積まれていることがわかります。党の記者会見でも「この前、ゴルフに行ってきた」という話は頻繁に出てきますし、「この後、ゴルフに行く」という話をしていたこともありました。尊師・立花孝志は、連日、ゴルフを楽しんでおられます。もちろん、税金で。
 相変わらず、スゴいと思うのは、尊師・立花孝志がドラえもんのパーカーを着ていることです。きょうび、55歳のオジサンが、どんなファッションセンスをしているんだという話ですが、それもこれもNHK党の顧問司法書士が「ドラえもん好きだから」だと思われ、ちょっとややこしいですが、ドラえもんを好きな女のために、いろんなものを「ドラえもん」にして、一生懸命求愛しているのです。左の隅に見えるゴルフバッグもドラえもん、胸元にはタケコプターで飛んでいるドラえもん。ただ、普通のドラえもんと違うのは、ドラえもんは四次元ポケットから色々なアイテムを出しますが、立花孝志の場合は、僕たちの税金がどんどん四次元ポケットの中に吸い込まれていくという話です。
 こちらも1回や2回のゴルフごときでガタガタ言いませんが、毎日のようにゴルフに明け暮れ、国会にも出席しない名誉毀損議員を生み出し、あげくに、その商売が大変に怪しく、ろくすっぽ国会議員としての仕事もしないままなのですから、こんなことで日本が1ミリでも良くなることがあるでしょうか。このことには全国120万人のNHK党に投票した情弱の有権者の皆さんには気づいてほしいし、28万人の「ガーツー」と書いてきたアホの皆さんにも気づいてもらいたいと思っています。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

 ということで、東谷義和の本が10万部以上売れているそうですが、こちらの方がはるかに有益で、NHK党がやってきた数々の疑惑を報じているわけですが、まったく脚光を浴びません。
 こちらは消費者の皆さんに少しでも被害に遭わないように注意を呼びかける立場で、今でも東谷義和を信用している人たちにとっては、ただうるさいだけに感じるかもしれませんが、被害に遭って泣く人を一人でも少なくする活動です。本日はとても重要な問題提起のため、無料でお届けしておりました。まだ本を読んでいない方がいらっしゃいましたら、ぜひAmazonやお近くの書店で手に取ってみてください。


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