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【選挙ウォッチャー】 政治家女子48党・動向チェック(#74)。

 今日から10月。
 永田町界隈は、岸田政権が臨時国会の冒頭に解散するのではないかとの噂が広がり、とてつもなくバタバタしておりますが、僕が専門性を持って取材している「政治家女子48党(NHKから国民を守る党)」は、いよいよ衆院選どころではなくなり、かなり危険な状態に陥っております。

 かねてから指摘してきましたが、N国党の借金は、完全なる「ポンジ・スキーム」で出来上がっているため、新たに借金をしない限り、党のお金は枯渇するばかり。9月にはコールセンターで働くスタッフの給料も支払うことができなくなり、文書通信交通滞在費や立法事務費などの公金チューチューだけでは立ち行かなくなりました。
 昨日も某サロンにゲストで呼んでいただき、そんな話をしてきたところですが、これだけお金が回らなくなってしまうと、良からぬ事件や事故が起こる可能性は高まります。
 そこで、反社会的カルト集団「政治家女子48党(NHKから国民を守る党)」の現状について、今、どうなっているのかをまとめておきたいと思います。


■ 資金が枯渇し、完全に首が回らない状態

債権者説明会でデタラメばかりを語る尊師・立花孝志(引用元リンク

 現在、尊師・立花孝志は、完全に資金が枯渇し、右にも左にも首が回らない状態に陥っており、その資金不足は大変に深刻です。とうとう9月のコールセンターのスタッフの給料が払えなくなり、税金で賄われている公設秘書などを除けば、党の職員に対する給料も支払えるかどうかが微妙なところになりつつあるのではないかと推測されます。
 そして、尊師・立花孝志は、長年、党の屋台骨を支えてくれているコールセンターのスタッフよりも、顧問司法書士に対する高額報酬を優先すると思いますので、党の混乱はますます深刻化するとみられます。
 政党助成金の支払いが、毎年4月、7月、10月、12月であることを考えると、10月の政党助成金をアテにして、10月までに何かしらの大きな支払いを約束している可能性があり、過去の立花孝志の発言を振り返ってみても「チューナーレスモニターを10月までに売り切らなければならない事情がある」と話していますので、「立花孝志は10月を乗り切れるのか」が最も注目されるべきポイントになろうかと思います。

民事再生の手続きを取ることをアホのN国信者に説明する村岡徹也弁護士(引用元リンク

 立花孝志率いるN国党は、現在、債権者たちに民事再生の手続きを取らせようとしています。基本的にN国信者になるような人間はアホしかいないので、いまだに「立花さんに頑張っていただき、次の衆院選では議席を獲得していただき、財政を立て直していただければ」という、とてつもなく頭の悪いことを言っていますが、立花孝志が民事再生の手続きを取りたいのは、党にお金を貸している債権者に対してだけではなく、現在、お金が支払われていないコールセンターのスタッフ、党の職員、はたまた、N国党の政策立案などに携わったものの、まだお金を払ってもらっていない業者や人に対しても、民事再生によって乗り切りたいと考えているのではないかと推測されるところです。
 つまり、もともと「政党助成法第14条」で、政党助成金を差し押さえて直接的に借金の返済に充てることができないばかりか、仮に借金の返済に充てられることになったとしても、債権者は党にお金を貸している人だけではないため、どのみち返ってくるお金は少なくなるのではないかと見積もられるところです。
 もっと根本的なことを言えば、N国党の民事再生の手続きが認められる可能性は、僕が長澤まさみちゃんと結婚する確率より低いので、考えるだけ時間の無駄でしかなく、民事再生の手続きが認められなかった場合、債権者にはますますお金が返ってくる可能性が低くなるというだけなので、どうせアホのN国信者どもが損をしたところで、僕たちの生活には1ミリも影響しないことを考えれば、寝転んで鼻クソでもほじくりながら見守っていればよろしいという話であり、「お金がなくて大変そうだな!」で終わりです。
 我々にはお金がなくて大変である状態を解決する必要がまったくありませんので、弱ったブタに橋の上から小石をぶつけるぐらいでちょうどいいという話になります。


■ 次の衆院選に、N国党の候補者はゼロ

墓をバックに街頭演説しているところを撮影され、滅亡への予兆がプンプン漂う

 もし年内に衆院選が解散された場合、国政政党「政治家女子48党」が衆院選で候補者を擁立できる確率は0%です。まったく存在感を示すこともできず、忘れ去られた存在になることでしょう。
 もともと小選挙区で勝ち目がありませんが、比例ブロックでも勝ち目はなく、大きな話題を取れる候補者を擁立することもできず、何よりそれ以前にお金がありません。小選挙区に擁立するにも300万円の供託金がかかりますし、比例ブロックにも擁立しようと思ったら、またさらに300万円がかかります。公金チューチューをするための費用対効果を考えても、間違いなくプラス収支になりません。
 つい先日の債権者説明会では、諸派党構想に参加した人たちに支払うと約束していたお金を踏み倒すことを宣言しました。もうこれ以上、諸派党構想に乗って自腹を切って立候補してくれる人も期待できません。衆院選は完全に詰んでいます。
 一方で、大津綾香党首側にも候補者を擁立する動きはありません。次の衆院選では、たったの1人も候補者を擁立できず、完全に忘れ去られた存在として扱われることでしょう。立花孝志のYouTubeのアクセス数も、まもなく激減していくとみられます。こうしてる間にも立花孝志のカリスマ性が失われ、おまけに「口が臭い」というイメージが定着し、債権者説明会の動画ですら7万回ぐらいしか再生されていません。完全にオワコンです。


■ 地方選でも再び連敗モードを突き進む

11月12日に「新党えびな」で立候補するステルスN国党員・三宅紀昭

 9月24日投票の天童市議選では、定数21に対して22人しか立候補しなかったのに、N国党であることを隠し、「新党天童」なる政治団体から立候補した現職の五十嵐浩之が落選しました。さらに、同日に行われた東大阪市議選では、「洗脳豆坊主」こと浜田聡と同姓同名の浜田智が「宇宙産業を身近にする党」というステルス作戦で立候補し、これまた落選。N国党員でありながら、今年から選挙のために自民党に移籍した嶋谷昌美も落選し、いよいよ党名を隠しても勝てない状況になってまいりました。
 実は、4年前の2019年は、まさに「NHKから国民を守る党」が参院選で議席を獲得し、国政政党になった直後ということで、海老名市議選でも当選者を出し、その後の朝霞市議選や上尾市議選でも当選者を出すことに成功していました。そのため、現職が再選を目指して立候補してきますが、絶対に落選に導かなければなりません。

【今後のN国関連の候補者が出てくる選挙】
11月12日:海老名市議選(三宅紀昭from新党えびな)
12月 3日:朝霞市議選(原田公成)
12月 3日:朝霞市議選(外山麻貴fromつばさの党)
12月 3日:上尾市議選(佐藤恵理子from日本維新の会)
12月 3日:上尾市議選(金沢祥子from上尾未来のまちづくり党)

 直近では、11月12日の海老名市議選に「新党えびな」という政治団体を立ち上げ、ステルスN国作戦で、現職の三宅紀昭が立候補する計画になっています。前回の海老名市議選では、そこまで多くの票を獲得できていませんでしたので、今の勢いから察するに、落選する可能性の方が高いとは思いますが、確実に落選させていくことが大切なので、油断大敵です。

 11月19日には我孫子市議選が行われる予定で、豊田莉加が立候補する計画となっていましたが、立花孝志から資金を提供してもらえなくなったこともあり、我孫子で活動している様子もないことから、立候補してくる可能性は非常に低いものと考えています。
 12月3日には、朝霞市議選と上尾市議選の2つが行われますが、ともにかつてないほど候補者が乱立する見通しとなっていて、党勢の衰えが著しいN国党の勝ち目はかなり薄いのではないかという情勢になっています。

 いずれも当選の可能性は低く、あまり落選運動をしなかったとしても落選が見込まれるものの、うっかり当選してしまった時には絶対に後悔すると思いますので、今から多くの方に知っていただくことで、間違っても投票しないように呼び掛けてまいりたいと思います。


■ 大橋昌信が東谷義和との接見禁止を暴露

立花孝志は東谷義和との接見を禁止されていると暴露した大橋昌信(引用元リンク

 今年7月の柏市議選に出馬せず、ニートになった元N国党の副党首である大橋昌信がYouTubeを更新し、東谷義和の保釈条件として、立花孝志との接見が禁止されていると暴露しました。
 大橋昌信は「確定した情報だ」と豪語していますが、情報ソースは不明のままなので、信憑性が担保されているわけではありませんが、これまでの立花孝志の口ぶりと状況を考えれば、接見禁止になっていても、まったく不思議ではないと思います。
 実際、元N国党幹事長の上杉隆氏は、独自スクープとして「東京地検特捜部は、立花孝志に対する捜査をすべて終わらせたわけではない」と発信していて、元副党首の大橋昌信も似たような見解を示していますので、かなり近い筋からの情報として、このような話が出ているのではないかと思います。
 つまり、尊師・立花孝志の「Xデー」は、引き続き、いつ来てもおかしくない状態にあり、我々としてはいつ来てもパトカーの後部座席に乗る尊師の姿を撮影できるように、常に備えるのみという感じです。
 参政党に対する選挙妨害が不起訴になったことを受け、アホのN国信者どもにアピールするため、わざわざ参政党の記者会見に乗り込み、「オマエは口が臭い」と罵られて返されているわけですが、それもこれも立花孝志の不安から取っている行動だと考えれば、相変わらず、ストレスで口が臭くなるような毎日を過ごしているということではないでしょうか。


■ 諸派党構想の参加者にはお金を踏み倒す

 先日行われた債権者説明会で、尊師・立花孝志は実に衝撃的な発言をしています。2021年の衆院選で「諸派党構想」として参加した人たちのお金を踏み倒すことを宣言したのです。
 これまでも立花孝志は、約束のお金を払ってきませんでした。同姓同名の山本太郎や黒川敦彦のほか、2019年の参院選で300万円の供託金を用意した人たちにさえ、立花孝志に歯向かおうものなら返済をしてきませんでした。事あるごとに理由をつけ、「あとは裁判で争う」として、お金を払ってこなかった人間、それが立花孝志です。
 あの「諸派党構想」では、まるで利益が出るかのように話をしておきながら、最終的に「寄付をしなければならないという法律はない」などとホザき出し、お金を踏み倒そうとしているわけですが、こうなってくると詐欺でしかありませんし、そもそも「諸派党構想」の分け前が、これまでちゃんと支払われてきたのかどうかも、かなり謎です。
 この日は、債権者たちをなだめるために、債権者に1円でも多くのお金が返るように考えているかのように言っていますが、さまざまな未払金や滞納した税金などが差し押さえられることを考えるならば、立花孝志はこうしたリスクを債権者に1ミリも説明しておらず、債権者がバカであることを良いことに、適当なことを言っているとしか思えません。騙される側も騙される側なので、まったく同情できませんが、相変わらずバカを騙すことに関してだけは一流だと思います。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

 僕はこれから衆院選の準備に取り掛かりつつ、上杉隆氏に対する偽計業務妨害の疑いのある資料をまとめ、さらには、これまでの政治資金収支報告書を検証しなければならないため、現状をまとめている暇はありません。
 なので、今回は一旦、このように無料記事としてまとめましたが、この後はN国党に関するスクープ記事を量産している間に、気づけば1ヶ月ぐらいは経ってしまうと思います。また11月ぐらいにどうなっているのかをまとめますが、年内にはかなり崩壊に近づいているのではないかと思います。

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