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【選挙ウォッチャー】 広島市長選2019・分析レポート。

今回の統一地方選では、札幌、相模原、静岡、浜松、大阪、広島の6ヶ所の政令指定都市で市長選が行われたのですが、広島市長選は完全なる無風の選挙で、現職が圧倒的に強く、共産党も含めて2名の新人が立候補してきましたが、まったく勝負ならないため、完全なる無風選挙となりました。本当は市長を追いかけて取材する予定だったのですが、楽勝ムードもあり、ほとんど選挙らしい選挙をしていなかったため、スケジュールが合わず、ご本人にあっての取材はしておりませんが、一応、情報を調べましたので、安くまとめたいと思います。

松井 一実 66 現 自民・国民・公明推薦
金子 和宏 51 新 苫米地式認定教育コーチ
川后 和幸 67 新 共産推薦

世界で唯一の被爆国、被爆都市ということで、平和に対する想いが非常に強い広島市。なので、そこらへんの街だったら気にされないような小さなことも問題となり、松井一実さんに対して批判的に見る人たちもたくさんいます。特に問題視されているのが、政府に核兵器禁止条約の署名・批准を直接求めていないことで、戦争に憧れを抱く重度のポンコツネトウヨである安倍晋三総理に物を申さない姿勢が、被爆都市の市長として許されないと指摘されています。当初は、平和を願う人たちが続々と立候補してくる構えでしたが、最終的に共産党とヤバめの泡沫候補との戦いになり、楽勝の選挙となってしまいました。


■ 広島で続く無風の選挙

広島カープは盛り上がっていますが、広島県知事選も、広島市長選も、まったく盛り上がっていないというのが現状です。野球には熱中するけど、政治には熱中しない。まともな人が立候補してくれず、頭おかしい気味のポンコツが選択肢になってしまう「日本の闇」は、本気でどうにかしなければなりません。今は泡沫候補として笑っていられますが、どんどん頭の悪いポンコツに議席を占拠され、仕事をしない議員を生み出しています。現職もだんだんジジィになっているわけで、もっと素晴らしい広島魂を持った若者が立候補してくれないと未来はないわけです。共産党の若い候補がダメだとは言いませんが、みんなが望んでいないのだとすると、やはり共産党以外から候補者が出てこなければならないのですが、出てきたのが怪しい商売のオジサンだけ。本当にこんなことで良いのでしょうか。


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