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【選挙ウォッチャー】 検察庁法改正案・ドキュメント(#2)。

今回の検察庁法改正案は、定年の年齢を63歳から65歳に引き上げるだけと見せかけて、実際には、政治家が悪いことをしても逮捕されないようにするかどうかの話です。だから、芸能人をはじめ、政治をある程度見ている人たちは反対しているのです。多くの国民が反対しているのに、委員会で賛成している国会議員って、どんな人たちなのか。今日は、そのお名前とご尊顔を今後の選挙のためにも公開したいと思います。


■ 改正案に賛成する28人のリスト

政治家が悪いことをしても逮捕されない法律にする。だいたい、こんなものに賛成している議員は、ろくな人間ではありません。泉田裕彦さんのように「国民に説明もせずに強行採決するのは反対だ」とキッパリと言い放つ自民党議員もいたことにはいたのですが、反対する人間は委員をクビ。まさに中国共産党と同じスタイルでお届けしている安倍政権。クビにされるのが怖いという人もいるかもしれないのですが、中にはどっぷりとネトウヨをこじらせた頭の悪い議員がたくさん。今日は賛成28人の顔と名前をまとめることにしました。もしかすると、あなたの選挙区から選ばれているポンコツかもしれませんので、しっかりと覚えておきましょう。

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この法案を審議する委員会の理事長は、東京7区(中野区など)から立候補していた松本文明さんです。小選挙区では立憲民主党の長妻昭さんに敗れていますが、比例復活を果たしています。井上信治さんはゴリゴリのネトウヨ議員。藤原崇さんは岩手3区で、小選挙区では小沢一郎さんが勝っているところです。埼玉1区の村井英樹さんは、小泉進次郎さんや小林史明さんらとともに「三羽ガラス」と言われている人物です。

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高木啓さんは、北区議や東京都議を務め、2017年から比例東京ブロックで立候補して初めて議員になった人物。三谷英弘さんは、「みんなの党」から自民党になった人。神奈川8区は横浜市青葉区や緑区など。牧島かれんさんはゴリゴリの安倍政権に何の疑いも持っていない人。西田昭二さんは、どこからどう見てもゴルフ練習場のレッスンプロにしか見えません。

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金子俊平さんは2017年から衆議院議員になり、祖父は大蔵大臣、父は国土交通大臣を務めた世襲議員。緊急事態条項賛成、カジノ解禁賛成、消費税10%賛成、原発賛成というポンコツ。池田佳隆さんはゴリゴリのネトウヨ議員。神田憲次さんもゴリゴリのネトウヨ議員。丹羽秀樹さんは、この中では一番マシかもしれませんが、父方の祖父も母方の祖父も衆議院議員という典型的な世襲議員です。

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長坂康正さんは、ゴリゴリのネトウヨ議員。小寺裕雄さんは、安倍政権に対して疑いのないオジサン。本田太郎さんは緊急事態条項賛成、原発推進、アベノミクス賛成で、基本的に安倍政権に何の疑いもないオジサン。安藤裕さんは背景に日の丸をチラつかせているところを見ても分かるように、役満レベルのゴリゴリのネトウヨ議員です。

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大西宏幸さんは、この検察庁法改正案の審議中にガッツリと小説を読んでいたことがバレちゃった人です。この法律にまったく関心がありません。長尾敬さんは害悪レベルで重度のネトウヨ議員です。ほとんど杉田水脈と変わらないぐらいの害悪ネトウヨで、即刻議員を辞めるべきレベルです。岡下昌平さんもネトウヨ議員です。関芳弘さんもまたネトウヨ議員です。ネトウヨがいっぱいいて大変です。

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杉田水脈さんは言うまでもなく、ヘイトババァです。この中で最も議員になる資格がありません。今すぐに辞めさせるべき「害悪の塊」みたいな人物。実は、世の中に杉田水脈さんに投票した人は1人もいません。自民党に投票したら、比例ブロックのシステムによって、もれなくこのヘイトババァが当選してしまったのです。しかも、安倍晋三総理の独断で中国ブロックの名簿1位になっていたことを石破茂さんが暴露しています。杉田水脈さんは、公然と差別をかまし、その差別は外国人のみならず、社会的に弱い立場にいるような日本人にも向けられているので、人間としても終わっています。今すぐ議員辞職するべきです。クソです。地獄に落ちろ。平井卓也さんは、検察庁法改正案の審議中にワニの動画を見ていた人です。ワニ。とにかくワニです。高村正大さんは典型的な世襲議員で、緊急事態条項賛成、森友学園や加計学園には何の問題もない、原発推進、夫婦と複数の子供が家に揃っているのが家族の基本的な形だというゴリゴリのネトウヨ議員。宮内秀樹さんもゴリゴリのネトウヨ議員です。ヤバいです、この委員会のネトウヨ率の高さが異常です。そもそも世の中全体でネトウヨはマイノリティーなのに、この委員会に参加している奴がどいつもこいつもネトウヨ。しかも、入院が必要なレベルの重度のネトウヨが山盛りです。

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太田昌孝さん、佐藤茂樹さん、江田康幸さんは公明党で、母体となっているのは創価学会です。南無妙法蓮華経。浦野靖人さんは、日本維新の会の議員でありながら、日本会議に入っていて、緊急事態条項賛成、カジノ解禁、高度プロフェッショナル制度導入賛成です。小選挙区では大阪15区で、日本のホゲホゲとしたIT担当大臣の爺さん・竹本直一さんに負けていて、比例復活している人です。以上、ご覧のメンバーが検察庁法改正に賛成しています。もし強行採決されるようなことがあった日には、この人たちの顔と名前をよく覚えておいた方がいいでしょう。日本の政治をますます腐らせる原因を作った人たちとして、一生、その名を刻んでいくべきです。


■ 櫻井よし子の番組に出演した安倍晋三総理

不要不急の外出を控えるように言われている中、わざわざ「極右カルトばあさん」として知られる櫻井よし子さんの番組に出演した安倍晋三総理。この番組の中で、安倍晋三総理は黒川弘務さんの定年延長については「法務省が言い出したことで、我々は言われた通りに承認しているだけ」という言い訳をしました。息を吐くように嘘をつく安倍晋三総理なので、この言い訳が本当だとは思えませんが、これが「法務省のお願い」だとするならば、強行採決の必要はまったくありません。むしろ、国民の反対があまりにも多すぎるということで却下すれば終了です。いろいろな懸念がありすぎて、十分な議論もできていないのに、わざわざ強行採決に踏み切る意味がないのです。


■ 指原莉乃さんがステマ暴露というネトウヨ解釈

ここが勝負の日曜日、「ワイドナショー」に出演した指原莉乃さんが「検察庁法改正案について、どう思うの?」という連絡が来たという話をしていたのですが、かなり誤解を招く言い方をしたために、ネトウヨがフル勃起をしながらステマ疑惑を大声で言うようになりました。この話、指原莉乃さんの話をよく聞いてみると、たいした話ではありません。

指原:今回のに関しては、私も実際に芸能の方のツイートを見て「あぁ、こういうのがあるんだ」って知ったので、それを知っている人がそれを広めてくれて、で、勉強する、関心を持つっていう点に関してはすごくいいなって思ったんです。自分もこうやって関心を持てたので。ただ、そのTwitterとかで、今回ので言うと、簡単な、すごく簡単に表された相関図とかが載って、それが拡散されてここまで大きくなったと思うんですけど、本当にじゃあそれを信じていいのかとか、双方の話を聞かずに勉強せずに、どっちの意見も勉強せずに、偏ったやつだけ見て「えっ?そうなの?ヤバい、広めなきゃ」っていう人が多い感じがしています。正直、この件に関しては私はそこまでの信念がなかったのでつぶやかなかっただけの話。

東野:ちなみに、Twitterとかで指原さんもハッシュタグお願いしますみたいなのは来るんですか?

指原:来てました。「どう思うんですか?」って。

東野:おおおぉぉ!
松本:本当?

指原:だけど、やっぱり私はまだそこまでの固い信念ほど勉強できてなかった。だから、Twitterを書いてる人がみんながみんな勉強してないとはまったく思わないですけど、もちろん勉強した上でこれを書いてる人もたくさんいると思うんですけど、もしかしたら、たった一人が言ってることを信じて書いてる人もいるんじゃないかなって思っちゃいます。

ネトウヨは基本的に頭が悪いので、この発言をもって「芸能人たちがツイートしているのは、誰かにお願いされたステマだ!」という主張を始めているのですが、まず大前提として、この件でお金をもらっている人はいません。指原莉乃さんも仕事で書くように言われたのではなく、「指原さんはどう思っているんですか?」というのが来たというだけの話です。みんながツイートしているので、普段、「ワイドナショー」とかに出て、安倍晋三総理と焼肉を食べたこともある指原莉乃さんは「どう思うんですか?」って聞かれただけで、ツイートしなければいけなかったわけではないし、実際、指原莉乃さんはツイートをしていません。ちなみに、この件についてツイートしている多くの芸能人は、相関図を載せていません。芸能人なんて、特に指原莉乃さんなんて、AKB関連だけでも知り合いはたくさんいるでしょうし、芸能界でムーブメントになっているのですから、この件が話題になることもあるでしょう。だけど、やらなければならない空気だったわけでもないし、実際にやっていないのだから、これはステマでも何でもありません。そもそもツイートするだけで面倒臭いことになるのだし、勉強していないとつぶやけないと思うのならつぶやかなければいいだけの話です。このツイートに黒幕がいて、ツイートしなければ何かをされるという話ではないのに、ネトウヨが必死になって、まるでヤラセであるかのような印象を作り出しているわけです。これはネトウヨによる「せめてもの抵抗」ってやつです。それより、ネトウヨに利用されるような言い回しになったことで、今度は「指原莉乃はブス!」と言っている人がいるんですが、きっと指原莉乃さんにとっては、オマエごときにそう言われても痛くも痒くもないでしょうけど、「オマエが言えた身分かよ!」って話になることは確実です。だいたい指原莉乃さんがブスになっちゃったら、世の中のバランスがだいぶおかしくなります。そんなことよりも、今回は勉強不足でつぶやかなかったという指原莉乃さんに、次の問題こそは勉強してもらって、例えば、アイドルグループの女の子が新型コロナウイルス対策で仕事ができないという問題を、もっと積極的にツイートしてもらえるようにした方がいいと思います。ぜひ困っているアイドルの女の子たちの現状を、政治で変えられそうだというのであれば、そういう話をどんどんツイートしていただきたい。そうすることで、1人でもアイドルの女の子が助かるかもしれません。そういうことをしているうちに、もしかしたら検察庁法改正案についても考える機会が生まれるかもしれないと思うのです。ぜひ指原莉乃さんの影響力をいい形で使っていただきたいと願っております。


■ なぜネトウヨは法案に賛成できないのか

安倍ちゃんのやることは何でも大賛成のネトウヨが、今回の検察庁法改正案ではまったく機能していません。いつもだったらネトウヨによる必死の抵抗で世論を維持するはずなのですが、ネトウヨが機能していない理由は、2つあると考えています。1つは、ネトウヨ言論人がダンマリを決め込んでいるため、意見をトレースできないこと。もう1つは、そもそも賛成する理由が思いつかないこと。それでも安倍ちゃんがやることだからと賛成を決め込むにしても、「オマエは、なんで賛成なんだよ?」と聞かれた時に理由がないのです。例えば、「平均寿命も延びているんだし、63歳より65歳の方がいいじゃないか」と言っても、「オマエにはまったく関係ないだろ?」ってことになってしまい、関係ない話に首を突っ込んで熱烈に賛成しているのもおかしな話になるため、どう賛成意見を言ったらいいのかがわからないのです。通常、こんな時には上念司さんや竹田恒泰さんといったネトウヨ言論人たちが指南してくれるのですが、上念司さんはスポーツジムが大変だし、竹田恒泰さんはラーメン屋が大変だし、ネトウヨ言論人たちも頭が回っていないのかもしれません。唯一、孤軍奮闘しているのが櫻井よし子さんなのですが、櫻井よし子さんまで行くと「ネトウヨカルト上級編」なので、平民のネトウヨたちはリアクションが取れません。だから、ネトウヨたちが今、どんな戦法を取っているのかと言うと、「こんな法律には興味ない!」です。わざわざ「#検察庁法改正案に興味ありません」なんていうハッシュタグを作って、「みんなも興味ないよな?」と言って、興味のない人を増やそうという戦略に出ました。しかし、それは「俺、小島瑠璃子に興味ないねん。テレビに出ている時のワイプで抜かれている時のリアクションとか、食レポにしても政治にしても、コメントの言葉に安定感がありすぎて、彼女の本心には思えんのな。ああいうタイプの子、苦手やわ。ああいう子に『付き合って』とか言われても、本当かどうかわからんもん。まあ、グラビアは見るで!」です。オマエみたいなもんに小島瑠璃子ちゃんが「付き合って」と言ってくることは、頭に隕石が直撃して死ぬ確率よりも絶対少ないのに、想定しちゃってるぐらい、めっちゃ興味あるやん、オマエ! 実はこの問題、反対する理由はめちゃくちゃたくさんあるのに、賛成する理由が全然見つからない。百戦錬磨のネトウヨたちが、まともに反論できない案件なのです。だから、こんな法律を根拠もなく堂々と「賛成」と言ってしまえる国会議員たちは、ネトウヨ以上に頭がおかしいと言えます。改めて、どんな人たちなのかを知っておいた方がいいでしょう。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

本当は、大のワニ好きの平井卓也さんのために、「オススメのワニ動画ランキング」をお届けしようかと思ったのですが、ワニの動画で検索すると、ものすごい勢いでワニが獲物を捕食している動画がたくさん出てきて、食べられている動物が可哀想な気持ちになってしまうので、企画を断念しました。ネトウヨも興味がないみたいですし、審議している議員たちもワニの動画を見たり、小説を読んだりしていて興味がないようなので、強行採決することに理由はありません。強行採決を阻止するべく、みんなでしっかりと世論を形成していくことが大切です。ネットでもいいから声を上げましょう。今は日本の民主主義が守られるかどうかの瀬戸際です。

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